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2012年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年07月

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月夜になのは物語553(教導)『お前が来るのを待っていた』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
苦手な方はお戻りください

・この物語は夫婦である大魔導士ケフカ鉄鎚の騎士ヴィータ
そしてなのはシリーズの方々が日常を送るお話を書いたものです。
時々このブログ神の英雄セフィロス、友人の海馬、幻想郷の住人、ブログの方々も出てきます。
尚、画像固定では無い方ではヴィータちゃん以外のなのはシリーズの方々が主です。
 


第553
『お前が来るのを待っていた』
 

「くそ……!」

(どうすれば良いっ…?)

 敵だと思っていた相手が操られている、それもなのはの生徒だったことで、
シグナムは攻撃手段をほとんど封じられてしまった。

凶悪な敵であるなら多少手荒な大技だろうと厭わない。

それだけの攻撃を当てて倒さなくてはならない、彼女がそう判断した相手なのだ。

逆に言えば、そこまでしなくては倒せない相手。

一方、今回は今までのそれに近いようで、まるで違う。敵は強い。二人がかりの相手だからというだけではない、
二人が揃って今まで見たことの無い技を使い、隙あればこちらを殺しに向かってくる。
僅かな油断をすればこちらを打ち倒せるだけの実力が彼女らにはあると考えて良いだろう。


今までと大きく違うのは敵の体が敵のものではない、操られているものだという事だ。


それも知り合いの生徒にして、何の悪意も持っていないだろう若き二人組。自らの力の使い道の前に、
自らの力がどういったものなのか、それを教わっているような二人組。純粋無垢な生徒達。

以前のシグナムであれば、あるいは迷うことは無かったかもしれない。
主の命令は絶対。逆らう理由も、曲がり道をする理由も無い。

今回のはやての命令は「保管庫の防衛」…言うなればこれ以上の被害拡大を抑えること。
そのためなら敵を切り崩してでもシグナムが止めれるということを、はやては信じている筈だ。

(…………)

しかし、

「……お前達の目的は何だ。何故その子達の体を使う?」

シグナムは刃を静かに下へ向け、そう聞いた。

「教えるわけ無いでしょう?それを邪魔されては困るのよ」

「だな、ひとまず戦うのは諦めてくれたようだが」

「…………そうね、じゃあどうしてこの体を使わせて貰っているか位は、
教えてあげても良いわ」

「!…」

無表情の瞳を向け、ナディアは言った。

「一つはこの子達の体が物理的に私達の操れるコントロール範囲に触れたため。
もう一つはこの子達の能力が私達の目的を遂げるために利用出来ると考えたからよ」

「物理的に、だと?」

「そう……少し昔に、歴史ごととある世界で失われた村の遺産」

「おい、話し過ぎだ」

トレジアがナディアの口を閉ざす。

「どうせ分かったところで……でも、そうね。わざわざ教えてあげるのも無意味だわ」

(なんだ?何を言おうとしたんだ、あいつ)

(分からない。だがまだ行かせるわけにはいかない)

アギトの言葉に答えつつシグナムはあるものを待っていた。

 彼女は戦場を駆け巡る騎士だ。このような状況にはほとんど出会ったことは無いが、
もしも万が一このような状態に陥った時、どうするかどうかは何度か考えたことがあった。
ヴィヴィオの例が過去にもあり、魔法や能力…機械による洗脳技術も増えている。
最近ではそれを応用した事件も増えていたため、意識せざるを得なくなっていたのだ。

彼女が今思い起こす記憶の中。今の状況は決して最悪とは言えない。

まだ手の切り傷以外の外傷はこちらに無く、魔力も体力も有り余っている。
攻撃出来ないのは相手が自らを人質として利用しているからに過ぎず、戦闘面での不足は無いと言って良い。
アギトのサポートがあれば体の封印魔法もなんとか出来るかもしれない。

ただ、どうしても一つ足りないものがあった。
そしてそれは、今こちらに真っ直ぐ向かってきている。

だから、まだ終わるわけにはいかないのだ。

「待て、まだ話は終わっていない!」

「……?終わってるだろう、お前はもう戦えないだろう」

「この体をまさか切り捨てるとでも……」

「……!そうか」

「どうしたの?」

無表情な顔をほんの少し歪めたトレジアに、ナディアが聞く。

「やられたな、あいつが来る」

「!」

言いながらトレジアは懐から長剣を取り出し、シグナムへと駆け向かう。
剣先はシグナムの体を一直線に狙っている。
すぐにナディアも言葉の意味を理解し、シグナムへと短剣を投げた。

(しまった……!)

咄嗟に動かれシグナムの動きが鈍る。敵を切ればかわせるがそれは出来ない。



「おらぁああああああああああああっっっっ!!!!!」



ドドドドドドドーーーーーーーーーン

轟音と掛け声。
二つが揃ってシグナムへと向かっていた攻撃を跳ね除けた。
短剣は大きく弾かれ、巨大な鉄槌がトレジアの体を吹き飛ばす。

「ぐっ!!」

彼の体は大きく仰け反った後、地面に強烈な音を立てて叩きつけられる。
思わず相手の体のことを心配になるような一撃だ。

「お、おい。助けてくれたのは礼を言うが、そいつは生徒の体を操っているだけだ。
あまり傷つけると……」

「分かってるよ!うっせーな。礼も静かに言えねーのか」

「……いや、悪い。助かった」

「ふん、良いさ。まぁあんまり生徒ぶっ飛ばしてると、なのはにも怒られちまうしな」

(それは少し心配する方向が違うだろう)

シグナムの心の突込みを無視し、現れた彼女はナディア達に顔を向けた。

「さて、と。この状況、どうすっかな」

(敵の正体がまさかなのはさんの生徒さん達だっとは、驚きですぅ…)

リインとユニゾンしている鉄槌の騎士ヴィータは頭を掻きながら呟く。

「それは大丈夫だ」

「あん?」

シグナムがすっと立ち上がり言った。

「お前が来るのを待っていた」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回はユニゾンシグナムさんとナディア達のお話でしたね…!
敵は生徒さん達の体を操っているためうかつに攻撃出来ず、
シグナムさんはかなり大変そうな様子でした。

ただ、ついにユニゾンヴィータちゃんが到着!!シグナムさんは行動を開始するようです。

さて、

まだイラストが出来ていないので、新企画は開始出来ません;

とりあえず休日中に頑張れれば良いのですが(汗)

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 23:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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変わり行くポケモンから


 はい、どうも数日振りです。

ずっとポケモンやっていました。

ずっとポケモンやっていました。※大事なことなので二回言いました

すいません、ポケモンは新作買うと毎回こんな感じなんですよね、私(汗)



特に今回は最初の一匹目から性格に拘ると言う初の試み。

正直努力値(隠し)とか性格は気にしない方がノビノビプレイ出来ると思いますし、
気にしてやるなんて時間が掛かります。

なので普通にやる人は全然気にしない方が良いと私は思います。

……が、

そうしてしまうとなんだかんだで結構早く終わってしまうことが多いので、

今回は気にしてやっていますw

倒すポケモンの努力値を一々気にしながらやるのはなんとも普通ではない感じですが、

かなりアバウトできちんと正確には数えていませんし、

自分の好きなポケモンが強く育ち、ストーリーを進んでいくのは結構楽しいです(笑)

それでもやっぱり普通にやるんだったらやらない方が楽ですが。

現在の持ちポケモンはこんな感じ↓


ダイケンキ   ルカリオ

ガーディ    マタドガス

デンリュウ  シンボラー(フライゴンと交代予定)


ジムは次がフウロです。※その割にはレベルが尋常でない

ガーディがウインディに進化させてしまうと覚えない技があるので、

もしかしたら変えるかもしれませんね、かっこよくなるので分かりませんが。

マタドガスなんかは初代から使ってみたかったけど使っていなかったので、

現在プレイで大活躍なのが楽しいですw

にしても狙った性格のナックラーがこない…。



今回進みはいつもよりも何倍も遅いですが、

前作の普通のホワイト(今回はホワイト2)でサクサククリアーした時よりも、

かなり楽しめている気がします^^

前作も楽しかったですけどね、プレイ時間900時間位やっていたようですし。

まだまだ先は長そうですが、楽しんでやっていこうと思いますb



あ、写真のフリーザーは結構長いこと私のとこにあったものですw

かっこいいのでお気に入りですよ♪





さて、





 そろそろ新しい企画、と言うか新シリーズ記事更新予定です。

ポケモンはなんだかんだゆっくり進めていくことになったので、

なんとか更新は出来そうですw

最近はめっきり見に来てくれる人も減ってしまい、なんだか悲しいですね。

よく過疎と言う言葉を耳にしますが、長いことやっている友人さん達の所を見ると、

普通に以前から変わらない更新数とコメント数なので、

恐らく私の実力不足と小説を読んでいてくれた人達の大半がブログに来れない状況が続いているのでしょう。

変わらないと思っていても人は変わり、

時はもっと思ったよりも変わり流れていっている。

私が見た動画の幻想郷の最速天狗は、

「変わらないものなど写真の中のもの位」

と言っていましたが、確かにその通りなのかもしれませんね。

話は戻りますが、新シリーズは『月夜になのは物語』とは別のものが数個出来る予定です。

一つはまたまたヴィータちゃんの記事。
これはイラストも出来ているのでそろそろ開始しょうと思います。

他のものはまだ準備段階なのでなんとも言えませんが、

多分私がサボらなければちゃんと出来るでしょう←おい

追ってその辺は書いていきますb





 もしも変わらないものが本当に写真の中のもの位であるのなら、

きっとまだやれていない事柄(記事更新内容)をやる方向に変えていけるチャンスはあるのでしょう。

今まで私はブログにて何度か「変わらないこと」を強調してきましたが、

それはやはり非常に難しいです。

と言うよりも、変わらないのではなく先に進んでいきたい。

もっと良い方へ、もっともっと良い方へ。



ここにこんなことを書いたからどうなるわけではありませんが、

私はこんなことを思いました。










……ここで唐突にポケモンに絡ませますが、

こんなようなことをポケモンをやったり、ニコニコで昔のアニメ歌を聴いて思いましたw

昔、と言うほど昔でも無いですが、

これ以上無いくらいポケモンはアニメもゲームも私の憧れの一つでした。

なんども見ましたし、なんどもゲームもやりました。ほぼ全作やりました。



そんなポケモンも今は過去のもの。

ポケモンは人が変わるように変わり、進んでいっている。

アニメもゲームも私の知っていたあの時とは段違いに変わっています。

これが良い変化だとはっきり言えるか分かりませんが、

確実にポケモンは変わって進んでいるのです。



……まぁ、それは強引なこじ付けですが(笑)

つまり何が言いたいのかと言うと、






新しい記事頑張りますね><b

あと、動画作りたいですb






こんな感じですかねw

やりたいことが尽きないのは今まで通り。

ただそれを進めていく方向に私も変わっていこうと思います。







ではでは

| 雑記等 | 23:59 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語552(教導)『突きつける素顔』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
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第552
『突きつける素顔』
 

「お前は……確か……」

ついに素顔を見せたローブを着ていた女性。
シグナムはその顔を見て、そして思わず攻撃を躊躇った。

(シグナム、どうしたんだよ?)

ユニゾン中のアギトがそのシグナムの行動に驚きの声を上げる。

(あの顔……間違いない)

改めて顔を見つめ直し、シグナムは確信した。

「お前、なのはの教え子だな。
名前は確か…ナディアと言ったか」

(えっ!?)





「それはこの体の持ち主のことだろう?」





先程までと同じ、だがほんの少し冷酷さを増したような声が辺りに響き渡った。


黒いローブから表れた素顔。
それは間違いなく管理局の新人魔導士、ナディアであった。

(おいシグナム本当かよ!あのなのはさんの教え子って。
…っていうか、今あいつ『この体の持ち主』って?)

(ああ、何か裏がありそうだ…)



心内で会話しつつ、シグナムの脳裏に昔の記憶が蘇る。

彼女、ナディアは間違いなく高町なのはの生徒であった。
シグナム自身が彼女の教導に付き合って面倒をみたことすらあるのだ。

記憶に残る彼女と目の前の漆黒のローブを着る少女は、全く変わらない同じ顔をしている。

ただ、完璧に同じ容姿の彼女だが、
シグナムの知る彼女とは幾分か異なる部分も感じていた。

表情や雰囲気が昔のそれとあまりに違いすぎるのだ。

「…………」

「…………」

シグナムの言葉を待っているかのように、
ナディアはジッと見つめている。

「……お前が今どういう状況なのかは分からないが、
もしも私の記憶が正しいのであれば、もう一人の男は…」

「俺の体の持ち主のことも知っていたか」

「!」

いつの間にか後ろに回っていたらしい、
ローブを着る男はシグナムの背後側から声を掛けた。

そしてゆっくりと頭を覆う布に手をかけ、取る。

「……やはり、トレジアか…?」

想像していた通り、そこには見知った顔がある。
これまたなのはの教え子の一人トレジアだ。

彼は眉一つ動かさないで言った。

「体は、な」

「なんだと?それは一体どういうことだ?」

「あなたに教えてあげるつもりは無いわ」

今度はナディアが答える。

「端から私達の目的はあなたなんかじゃない。
これ以上のお喋りは必要ないんじゃないかしら」

「……残念だが、その目的は果たさせない。
例え教え子だろうがこれ以上民間人に被害が出るようなことはさせない」

シグナムは強くレヴァンティンの柄を握りなおす。
刀身の炎がより一層燃え上がった。

「…どうやら、何か勘違いしているらしい」

「?」

トレジアに続けてナディアも言う。

「『させない』なんて選択肢はあなたには無いのよ。
今私達が素顔を見せた理由、どうしてだと思う?」

「…………そうか……!」

何かに気づき、シグナムは柄を握る力をより強めた。

相手を切り伏せるために力を込めたのではない。
相手を切り伏せられないと悟ってしまったからである。

「そう、あなたは私達を止められない。
だって止めるには『殺す』しかないのだから」

先程までの口ぶり、あれは明らかに自分達はあくまでナディアとトレジアの体を使っているだけ、
そんな風に聞こえる言い方であった。
言うなれば、体だけは本物。だが操っているのは自分達。

そして、もしも本当にそんなことが目の前で起きているのだとすれば、
この二人がそこを利用しない筈が無い。

(私が切り伏せようとすれば片方が自殺か、仲間ごと私を攻撃する。
傷つくのは実質相手もだが、体の支配をしているというのなら、
危ないのはむしろ片方の生徒の体の方…)

二人が顔を晒した時点で、
シグナムは二人もの敵であり人質を作られてしまったのだ。

「存分に切り付ければ良い。ただし、」

「体の命は保障しないけど、ね」

ナディアとトレジア。二人は表情を変えず冷酷にそう言った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回はシグナムさん達とローブの下に隠されていた二人の素顔のお話でしたね。
ようやく素顔を見せた二人ですが、そこにはシグナムさんの見知った顔があったようです;
ナディアとトレジア、教導中から様子がおかしかった二人ですね…。
一体何があったのか…;

さて、

明日は少し買い物に出てから、時間をとってしまうかもしれません。

知っている方は知っているものの発売日ですからね(笑)

出来たら記事にちゃんと書こうと思いますb

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 23:59 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語551(教導)『刹那の烈火』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
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そしてなのはシリーズの方々が日常を送るお話を書いたものです。
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第551
『刹那の烈火』
 

それは一瞬の出来事であった。

背後に迫る刃の速度は速く、幾らシグナムと言えどもほぼ真後ろで光るそれを防ぐすべは無い。
敵は明らかにこちらに止めを刺しにきているが、完全に回避することも出来なかった。

刃が迫る……刹那。
シグナムの本能と体が危機を最小限に止めるために動く。

それだけではない、敵が完璧に後ろにいるのだ。
今、彼女はピンチでありながら、最大のチャンスをも得ていた。

アギトとのユニゾンで感覚も戦闘能力も通常のそれでは無い。
だからこそ、本来ならば「詰み」であった攻撃に対応出来る。

体の向きを尋常でない速度が押しやり、真後ろの相手の方へと顔と体が向かい合う。

「っ!」

ローブの女性はあまりに早すぎるシグナムの対応に驚きかけるが、
優勢なのは明らかに自分の方だと悟ったのだろう。
そのまま狙いを定めていた短剣を押し突き刺す。

向きを変えたことで刃の突き刺さるだろう所は既に変わってしまっている。
だが、このまま素直に攻撃を受ければ反撃は間に合わない。
痛みで出来る隙を狙って、相手は最後攻撃を繰り返すか、
また不思議な能力を使ってどこかへと姿を隠してしまうかもしれないのだ。

シグナムは覚悟を決めた。

刃の進む直線上。
体にそれが突き刺さるギリギリのタイミングで、
彼女は自らの左腕で短剣の刀身を思い切り掴む。

目を丸くする女性。
当然刀身を握る手には痛々しい切り傷が出来、鮮血が流れ出す。

痛みに顔を歪めながらもシグナムは一切隙が出来ないよう、
レヴァンティンの刃を上へと振り上げる。

「!」

致命傷を与えられないと悟るやいなや、ローブの女性はすぐさまその場から離れようとした。
下手をすれば自分がやられてしまう。

けれど短剣は動かなかった。

逆にシグナムは一切力を抜かず、流れる血などお構い無しに刀身を引っ張り込む。
女性の体は短剣を通じてバランスを崩し、更に移動が困難になる。

既にシグナムの攻撃準備は完了している。

「てやあああああああああああっっっ!!!!!」

炎に包まれたレヴァンティンの刀身が豪快に振り下ろされた。

業炎は鋭い刃に乗せられ、
歴戦を乗り越えてきた彼女の燃え滾る一閃は、
そのまま目の前にいる敵を数秒とかからず灰に変えるだろう。
よしんば避けようとしても、戦闘不能は避けられない。

だが、

「!?」

シグナムが刃を振り切るよりも早く、
何かがローブの女性の前に姿を現した。

(どういうことだ…!?)

まるで瞬間移動でもしてきたかのような謎の影。
何者かは分からないし、それを考えている余裕など今は無い。

肝心なのは、それが女を助ける形で押しやっており、
また刃の死角となる立ち居地に移動させたことだ。

まだ振り切れば間に合うかもしれない。
だが、姿が死角で見えないので外してしまうかもしれない。

シグナムの決断は変わらなかった。

「とどけーーーーーーーーーーーー!!!」

刃を振り切ること。

躊躇はほぼ無かった。只管懇親の力を込め、謎の影ごと空間を斬る。
現れた影は紙のようにあっさりとぶった切られた。
切れた箇所から全体が灰燼と化す。

ローブの女のほうは……一体どうなったのか?

「……仕損じたか」

悔しげにシグナムは呟いた。
手からは止まらない血がまだ多少流れ出ている。

影の後ろには僅かに掠った感覚こそあったが、
確かな手ごたえまでは感じられなかった。

敵はまだ致命傷も負わずに生きている筈である。

「…ん?あれは……」

「………………」

ふと気配のした方を見ると、まだ女は地面に着地する最中であった。
流石に瞬時に姿を隠す策などは無かったらしい。

(よっしゃーチャンスだ、シグナム!)

(ああ)

ユニゾンするアギトの声にシグナムは頷きつつ動いた。
確かに、敵が手負いであるなら仕留めるチャンスだ。

ローブの女、
見ると……ローブの頭の布に焼け焦げたような切れ後がある。
手負いと言うよりは本当に掠っただけなのだろう。

真っ直ぐ狙いを定めて駆けていくシグナム。

まだ動きを見せない女はようやく攻撃に気づきシグナムの方へ顔を向けた。

「遅いっ!!」

刃は既に振り上げられている。
今度は何があろうとはずさない。

二度目の業炎の一閃を放とうとした、その時。

フワリ

女の頭を隠していたローブの布が、
燃え破れて脱げた。

「!!!!何……どういうことだ?」

シグナムは刃を止め思わず飛び距離を取る。
危険だと感じたのではない、躊躇う要因があったのだ。

そこにいたのは……

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回は危ない所だったシグナムさんのお話でしたね…!
ギリギリの所で攻撃を受け止める覚悟を決めたシグナムさんは、
大胆な行動と攻撃で敵を逆に牽制したようですb
相手も何らかの方法で攻撃をかわしたようですね;

そしていよいよローブの女性らの素顔が…?

さて、

こんな時間での記事となってしまいました(汗)

次はもっと時間を持って更新できるよう頑張りたいです☆

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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| 『月夜になのは物語』 | 04:39 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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『恐怖王さん』お誕生日おめでとうございます♪

どうも、本日は恐怖王さんのお誕生日です♪

今回でお祝いするのは二回目となりますね。

恒例のお祝いイラストを描きました☆

微妙にペンタブを駆使した結果、画像が小さくなってしまいましたが^^;

では、どうぞ↓

恐怖王さん、お誕生日おめでとうございますです♪
http://blogs.yahoo.co.jp/dadyzoffy←恐怖王さんのブログ
 
というわけで恐怖王さんと沙倉さんの絵です~☆
ここら辺の文章が使い回しである件は申し訳ありません(汗)

私の友人ブロガーさんの中では、
昔と変わらず結構早いペースで更新をしている方の一人ですね。

まず言っておきたいのはイラストがかなり雑になってしまいすいませんでした><

もう時間が全然取れず、この沙倉さんもほとんど見ないで描いたので、
あまり…というか似ていないかもしれません。

構図も思いついたものをそのまま描いた上、
ペンタブでの色付けも出来なかったという感じです。
背景とかは白で塗ったので前よりも綺麗かもですが。

いや、気づくのが遅かったというか、下絵完成が遅かったと言うか…
言い訳をしてしまうとそんな感じですね;

恐怖王さんのお面がかなり小さくなりましたw

代わりに初めて描いたスク水は沙倉さんに中々似合う感じではないかな、という感じです。
夏も近いので着せてみたようですがどうでしょうか?



(上の)リンク先から行ってみて貰うと分かるのですが、
トップ絵のイラストは恐怖王さん自身が描いていらっしゃいます。

もちろん私の目指しているものはあくまで声優なのですが、
声優を目指しているから絵が上手くならないなんて言いたくないので、
まさに今の所身近な憧れの方となっています(笑)

というわけで恐怖王さんと沙倉さんでした^^
 
これからもよろしくお願いします♪

| プレゼント製作 | 22:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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手に入れた!ヴォルケンリッター色紙+おまけ

どうも皆さん☆

おはようございます、こんにちわ、こんばんわ!

突然ですが私買いました。







ええ、買ったんです。








買ってしまった、と言っている。








盛り上がって大きめな文字で書いてしまったわけですが、
まぁとにかく買ったのですよ!!!←うるさい


何を買ったのか、それは…
ヴィータちゃん達守護騎士…すなわち、ヴォルケンリッターの劇場前売り印刷色紙ですb




ズバババババーーーーーン



実は前日まで日にちを忘れていたのですが、
友人の痛烈なる一言によって一夜にして記憶を掘り返し、
計画を立て実行……購入の流れに至りました(汗)

あ、昨日の話ですよ。

果たして一体何故三枚あるのか?



それはもう、私は堪え切れなかったのですね。



買うしかなかったのですね。



逆に言えば買ったのはごくごく自然の流れであったと言わざるを得ない。
そんな感覚でしたね。



気づいたら手に三枚あった、と言えなくも無いです。



近づいたバージョン↓


「……ふつくしい」
「ああ、ふつくしいな。最高だ」

イラスト自体は公式でも見ましたが、
改めてみるとまたなんとも込み上げてくるものがあります。

とにかくふつくしい、そして綺麗、かっこいい、好きだ。

ヴィータちゃん愛している、愛しているぞーーーーー!!!!!!!!

今、世界の中心は間違いなくヴィータちゃんです。
なんとなくイラスト中央に立っていますし。

…と、惜しむことなくヴィータちゃんのふつくしさと愛を感じていましたが、

このイラストはヴィータちゃん以外の三方も凄まじい魅力を感じる凄いものですね。

これから始まるであろう戦い、それの幕開け。
もう本当にこれだけで映画の楽しみ度が+120%といった感じになります。
いや、本当に楽しみですね。

声優の4方のサインもきっちり三枚とも入っています。
どれも中々印象的なサインですが、ヴィータちゃんこと真田アサミさんのサインは可愛らしいですねw

イラスト、サイン共に大満足なものとなりました♪

買いに行ったのは販売開始時刻よりも2時間ほど早かったのですが、
既に数人先に並ばれてしまいました。まぁ仕方ないですね。




さて、



続いてはおまけの方です。
これは今日買ったプリキュアとポケモンフィギュアですね。



またプリキュアか、と思ったあなた。
そうですよ!!



まぁおまけなので気になったのですかさず買ったのですが。



ポケモンの方も偶然見つけたので似たようなものですね。



では一つずつ載せていきます。



まずはプリキュアの方から。


勇気リンリン直球勝負!

緑川なおさんこと、キュアマーチです。

そういえば前回プリキュアの記事書いた時、こんなコメントがありましたね。

「私、プリキュアのことはあまり知らないんですよね~」

とかなんとか。

これはたまに他の方にも言えることなのですが、

知らないことをわざわざコメント欄に書いて言わなくて良いと言いたいです。

知らないのなら触れなければいいだけですし、

何というか、知らないと書かれるとその紹介したアニメそのものを否定されている気分になります。



「           知らないんで分かりませんね~」



空白の所に好きなアニメやゲーム名を入れてみると少し気持ちが分かるかもしれません。

どうか私のブログにコメントしてくださる方は、
勝手ながら知らないことを報告するコメントをしないで下さいとお願いします。

もちろん無意識でやってしまったりとかはあると思うので、
気づいたら良いのでお願いですよ☆





あいも変わらずビジュアル、そして性格から買ってしまったフィギュアです。
青い髪のビューティーさんはまだ発売していないようですね。

アニメも完全には見れていませんが、出ている回を見る限りでは面白そうな性格です(笑)

細かいところも結構凝っていて可愛かったですb





さて、

最後は画質も荒くなってしまったポケモンです。



ポケモン名はサザンドラ。
三首を持つ全てを食べつくす凶暴なポケモンです。

そういえばこんなコメントがありましたね。

「私、最近のポケモン知りませんね~」

とかなんとか。

それはいいです。

いや、個人的には物寂しいですが、確かに数は確実に多くなってきていますし、

シリーズをやっていない方に知らないポケモンがいるのは当たり前です。

書くほどのことではないとやはり思ってしまいますが、
如何せん膨大な数を誇っているポケモンですから。

このサザンドラもブラックホワイトをやっていない方は知らないポケモンの一匹でしょう。

やっていない方が見ただけでポケモンと分かるのか…。

とりあえず悪ポケモンの中ではバンギラスと同等クラスに好きなポケモンです。

見た目もとても良いですが、
レベルアップでの進化の時間の掛かり方があまりに面倒なので、
愛着もかなり湧くんですよね(個人的に)

こちらも画像が荒いので分かりづらいですが、
中々細かいところまで作られていてかっこよかったですw

またヴィータちゃんを守ってくれるペットが増えましたね!





さて、

まぁあんまりコメント出来ていない私がコメントについてお願いしたりと、申し訳ないこともありましたが、

とりあえずヴィータちゃん達の色紙はとってもとってもとっても!!!!
嬉しいです♪

映画がどんどん楽しみになっていきましたw





ではでは~

| 『ヴィータちゃん日記』 | 23:59 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語550(教導)『封じられた地下で』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
苦手な方はお戻りください

・この物語は夫婦である大魔導士ケフカ鉄鎚の騎士ヴィータ
そしてなのはシリーズの方々が日常を送るお話を書いたものです。
時々このブログ神の英雄セフィロス、友人の海馬、幻想郷の住人、ブログの方々も出てきます。
尚、画像固定では無い方ではヴィータちゃん以外のなのはシリーズの方々が主です。
 


第550
『封じられた地下で』
 

なのは達が超巨大マシンの正体を推測していた頃、
管理局地下にて消えた特別教導官ケフカと生徒クオンを捜索していたはやては、
いよいよ部屋の目星を付けて移動し始めていた。

(大体見たけど、後見てない所は少ししかない。
でも、多分……)

はやては歩きつつ自らの体をチラリと見る。
普段着ている仕事着姿。茶色の制服がそこにはある。



彼女は、一度バリアジャケットに着替えたのだ。
それも管理局本局の中階層で。



では、わざわざ再びバリアジャケットを着替えて仕事着になったのかと言われるとそうではない。
彼女の意思に反してバリジャケットが強制的に解除されてしまったのである。

今のはやては、自分の持つ驚異的なまでの魔力をほとんど扱えない状況に陥っていた。

(敵の罠か能力やろうな、恐らく魔力での戦闘に超特化したケフカ君を嵌めるため、
それと今のうちがそうみたいに相手の応援魔導士も警戒に入れていたって感じや)

完全とは言わないが、ほぼ完全に魔力が使えない。
それは普通の魔導士にとっては「詰み」の状態となる。基本的に魔導士は魔力を使った戦闘を鍛えていく。
そのために魔力無しの力を鍛え損ねている局員だって多くいるのだ。

今でこそなのはとヴィータの教導により体力面の低下が見られる新人魔導士は減ったが、
それでもやはり魔導士にとって魔力無しの状況などピンチ以外の何者でもない。

(こんな自分が危ないような状況で、もし敵と戦闘することになったらうちに勝ち目はあるんやろか?
……いや、ここで「勝ち目無し」と判断させて魔導士を退かせるというのが相手の作戦や。
せめてケフカ君とクオンの居場所位は見つけて、退くとすればその後やな)

はやては歩きながら更に考える。

(残った数部屋、でも多分うちの探す二人はいない。
だったらどこにいるのか。それは……)

彼女は鋭い視線で手元に握る何らかの機械を見る。

(この地下で最も魔力が封じられている場所。
ケフカ君の能力を完璧に封じるにはそんな場所の存在が必要の筈や。
少なくともそこにケフカ君はいる)

どうやら持っている機械は周囲の魔力量を測る装置らしい。
かなり低い数値の箇所で針を微量に動かしている。

「今行くで、それまで待っててな」

彼女は周囲の魔力量がより少なくなっている場所を探し、
ゆっくりと今まで歩んだ道とは別の場所へと向かい始めた。













「!……誰かがこちらへ向かってきている?」

ケフカを特殊な封印術で封じ、更に局地下無いの魔力をほとんど封じてしまったローブの男は、
まだ向かい始めたばかりであろうはやての存在を敏感に感じ取っていた。

彼は向かってくる相手が誰なのかまではまだ分かっていなかったが、
ニヤリと怪しげな微笑を顔に浮かべる。

「魔力を封じて、それでもここに来ようとしているとは、
随分と危ない橋を渡りやがっている奴ですね。並みの魔導士では出来ないことでしょう」

意識がほとんど無いと分かっていながら、
男はケフカにそんなことを言う。

「もしかしたらあなたの大好きな大好きな鉄槌の騎士様の、
親友とか家族の方かもしれませんね」

「………………(!)………」

うっすらと言葉に反応して動けないケフカの指がピクリと動く。
それを見て、男は更に嬉しそうに続けた。

「ですけどこちらとしても向かって来られるのは問題です。
例え魔力が使えずとも、場所を突き止められて無線…まぁ使えなくしてありますが、
とにかく何らかの手段で場所を広められては面倒なんですよ」

そっと、彼はケフカの耳元に囁く。

「だから、例えばあなたの大切な人だとしても、壊しちゃっても仕方ないですよね」

ケフカは、やはり動くことが出来なかった。














しかし、彼は気づいていない。

ケフカの隠された切り札は、

着々と動き出していたということに。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回ははやてさんのお話でしたね♪
魔力を封じられた地下で、それでも敵の居場所を探す決意をしたはやてさん。
どうやら進んでいくうちにどんどん対策や相手の思考を考えているようです。

敵もそれに反応して動き出したようです…
まだ本格的は動いていませんが、この状況下での戦闘ははやてさんきつそうですね;

さて、

明日はイラストも載せますし、出かけたりもしますし、
少々忙しいようなそうでもないような日になりそうですw

とりあえず暇を見てコメントはゆっくり頑張っていきたいですね。

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 23:59 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語549(教導)『存在と後付け』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
苦手な方はお戻りください

・この物語は夫婦である大魔導士ケフカ鉄鎚の騎士ヴィータ
そしてなのはシリーズの方々が日常を送るお話を書いたものです。
時々このブログ神の英雄セフィロス、友人の海馬、幻想郷の住人、ブログの方々も出てきます。
尚、画像固定では無い方ではヴィータちゃん以外のなのはシリーズの方々が主です。
 


第549
『存在と後付け』
 

「そもそも、この作戦を始めた時から私はこの巨大なマシンに違和感を持っていました」

「最初から?」

なのはの言葉にシャマルは少し驚く。

「いえ、思ったと言ってもごく普通のことですよ。
このマシン、幾らなんでも大きすぎると思いませんか?」

「それは、そうね」

彼女はマシンの方へと顔を向ける。
管理局本局サイズ、まるで別の建物でも見上げているかのような感覚。
確かに敵を見ているという感覚とは程遠い感じだ。

「私は始め上空を飛んでこの機械を見た時、ほとんど管理局本局と同じくらいのサイズだと感じました。
敵がどれだけの能力を持っているのか分からないですけど、
もしこんな兵器を用意していたとしても、流石に局の上空と言う一番目のつく所に姿を表すというのは、
かなり無茶だと思います」

「大きすぎるから、局の上空なんて場所に送り込むなんてどうやっても無理が生じる…てっことかしら。
でも、実際にマシンはこうしてここにある」

「そこでさっき私が感じた違和感です」

「?」

なのははひとしきりマシンに付けられている重火器を見て言った。

「このマシンの重火器による攻撃、やけに威力が無いと言うか、
見た目程の脅威が感じられないんですよ」

「どういうこと?」

「さっきのスターライトブレイカー・マルチレイドで弾丸を撃ち落とした時もですけど、
私のあの技はあくまで広範囲にいる人間を狙い撃ち落とすために考えたものです。
大切なものを壊そうとする人が複数の場合にその人達を同時に倒すための技。
だからあんなに大きな、人間サイズの弾丸を止めることなんて本来は相当労力がかかる」

「うーん」

まだ納得いかない様子のシャマルに、なのはは下に広がる町を指差す。

「見てください。ここからならよく見えますけど、
町に命中した弾丸は確かにぶつかった箇所を破壊しているように見えます。
けど、よく見ると町は全然破壊されていませんし、煙も飛来した弾丸からだけ立ち上っています。」

「…………本当ね。地形は変わらずに、弾丸からだけ…」

「仮にあの僅かな被害が本当に起こっているとして、下に広がる町まで飛んでいく弾丸が、
私のあの攻撃で破壊できるとは思えません」

「でもこれも実際には相殺出来ている…。それって!」

「はい。実際には起きているけれど、実際に起きるはずが無い。
二つのソレを同時に起こす方法は多分幻術とかそういう類のものしかありません。
さっき転送魔法の類ではないらしいことが分かってからそう思いました。」

「そんな……」

ショックを受けたようにシャマルは愕然とする。
そしてもう一度目の前にある超巨大マシンを見上げた。

「こんな、こんなに『存在』しているマシンなのに、
これが幻術魔法?……でもきっと、実際に戦闘したなのはちゃんがそう言うんだからそうなのね。
弾丸のことについても、「威力が無い」ということには戦ってみないと分からなかったでしょうし」

「多分、威力は無いんじゃなくて『威力を幻術で後付けしている』んじゃないでしょうか。
巨大な見た目に伴わない威力。見た目よりもかなり小さい攻撃範囲。
これだけでも町にとっては大被害なので、放って置くわけにはいきませんが」

「でもこれだけのマシンを『存在』させて、攻撃の威力まで『後付け』するなんて、
並みの相手じゃないわよ」

「幻術で生み出した存在なら、この局本部の上空と言う一番目立つ所に姿を現したのも納得です。
中身を伴わないので物理法則を無視した存在に出来ますし、これなら危機感も十分持てさせられる。
何にしても、これだけのマシンが実際に存在していて、それを転送魔法で送ってきたなんてことよりも、
ずっと良かったです。被害も見た目よりずっと小さくて少ない」

「そうね」

なのははレイジングハートを構え、再び上空に上がる用意をした。

「では、そろそろまたマシンの攻撃が始まりますし私は空に上がります。
威力が後付けされた弱いものだとしても、下の民間被害は防がなくちゃいけないですから」

「ええ。私の方はこのマシンを『幻術』だと考えた上で、
どうにかして破壊する方法が無いか調べてみるわ。
まぁ本物のこのマシンを破壊するなんて突拍子の無いことよりは、大分楽だと思うけど」

「はい、お願いします。…じゃあ」








なのはは飛び立ちながら思う。

(恐らく管理局の上空にこのマシンが姿を現したのは、
局に応援を送る余裕を失わせるだけの危機感を与えるため。
ヴィータ達とシグナム達の所への関心を離すため)

敵は実際にはマシンを送り込んで来ていなかった。
これは良い出来事であり、彼女の予想では思っていたよりもずっと早く決着は付く。
ただし、これだけの幻術を行える術者はかなりの力量を持っているだろう。
フェイトを倒した実力者も実際に敵にはいる。

(新しい敵は予測した程の実力は持っていないと思うけど、
それでも油断は出来ない。皆、気をつけて…!)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回はなのはさんとシャマル先生のお話でしたね♪
鋭いなのはさんの考察と実際に戦ってみた結果、
マシンがどうやら幻術で構成されているらしいことが分かったようです…!

それでも民間人の被害を出さないため二人は局上空での戦闘と調査を続けるようですが、
こちらの方よりも他で起きているだろう戦闘の方が心配のようですね。

さて、

あんまり感覚を空けて更新しているつもりは無いのですが、

どうにも更新が遅れがちになっていますね(汗)

気が付くと、のような感じなので気をつけたいと思います^^;

コメントの方も出来る限り頑張りたいですね。

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 04:29 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語548(教導)『湧き上がる違和感』


※この物語はなのはシリーズの二次創作小説です
苦手な方はお戻りください

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そしてなのはシリーズの方々が日常を送るお話を書いたものです。
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第548
『湧き上がる違和感』
 

「…はぁ……はぁ…………何かおかしい」

一言そう言ったのは管理局上空で戦闘を行っている高町なのは。
戦闘に不向きではない彼女でも流石に今回の戦闘ではかなり疲労しているようだ。
纏うバリアジャケットには大分痛んだ跡がある。

彼女達は今、管理局程はあろうかという局上空に現れた超巨大マシン破壊のため、
全身全霊を尽くして戦っていた。

呟きながらなのはは人間サイズの魔法陣を周囲に複数展開。
桃色の輝きのそれらは周囲を照らしつつ、主の意のままに動く。

「ロック、オンっ!行くよ、レイゼングハート」

【All right my master(よろこんで、なのは)】

「スターライトブレイカー・マルチレイド!」

複数の魔法陣を利用し、レイジングハートから放たれる砲撃。威力こそ少し抑えたとはいえ、
今撃ったそれは確かに耐久力の低い兵器であれば一撃で粉々に粉砕出来る力を持っていた。

ただし、規格外の相手の場合にはそれは通じない。

敵の大きさは間違いなく今までなのはらが戦ってきた相手の中でも最高クラスに規格外の大きさ。
更にシグナムの攻撃を意に介さず、魔法以外の質量兵器を幾らでも使い続けている様子だ。
これくらいの攻撃では兵器発射の足止めにもならないだろう。

よって彼女が狙ったのは兵器そのものではない。
兵器から町へと放たれた攻撃である。

撃ちだされた弾丸は、それさえも人間の何倍もある弾だ。
けれど、大量に消費される道具という性質上、そこまで完璧に頑強でいられる筈もない。

勢いよく発射された弾丸群は砲台の前で待機していたなのはの攻撃によって全て粉砕された。
下に瓦礫がいかないよう、完全に欠片も残さない。

爆砕音が響き渡り、風圧と反動がなのはを襲う。

「うっっ!!」

一度は止まり耐えかけるものの、
ギリギリで彼女の体はかなり地面のほうへと押しやられてしまう。

空中で今まで感じたことの無いような感覚に堪えながら、
なのははやはりと呟く。

「やっぱり、何か変」

なのははマシンの攻撃の予兆が無いことを確認しながら、
この隙にマシン下にいるシャマルの元と向かった。





「シャマル先生!」

「なのはちゃん、お疲れ様。まずは回復ね」

シャマルはデバイス、クラールヴィントの力によって、
なのはの傷ついた体を素早く、優しく癒し始める。

二人の現在の作戦はこうであった。

管理局程はあろうかという相手に、まともに力でぶつかり合っても勝ち目はほとんど無い。
だからなのはが狙うのはあくまで兵器の攻撃に限定。
町への攻撃を阻止し、被害を抑えることが目的である。

その間シャマルは下にてマシンについてを調べ、
一定感覚でマシンの攻撃が止む間になのはの体を回復させる。

どうやらマシンの攻撃は巨大で凄まじい代わりに、
何十回も連続で行うことは出来ないらしい。
そこを狙ったのである。

体を回復させながら、なのははシャマルに聞いた。

「シャマル先生、何か分かりましたか?」

「あまり多くのことはまだ分からないんだけど、
どうやらこの機械兵器はどこからか送られてきたわけではないみたい。
転送ゲートが見つからなかったし、周囲にそれがあった気配も魔力反応も無いの」

「それじゃあ、どこか別の所から送られてきたわけではない、ということですか?」

「そういうことになるわね」

暗い顔でシャマルは頷く。

「どこからか送られてきたんだったら、またそこから送り返すことも出来たかもしれないんだけど、
これじゃあそれは出来そうにないわ。流石に私一人じゃこんなに大きな相手を転送出来ないし…」

「あの、私戦っていて少し気になった、
というかおかしいと感じたことがあるんですけど」

「へ?何?」

彼女はシャマルに自分が何に気づいたのかを話し始めた。

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というお話でした^^
今回はなのはさんとシャマル先生のお話でしたね♪
相変わらず超巨大マシンの脅威は残っているようですが、
マシンの攻撃パターンを見破り、なのはさん達はマシンについて調べる時間が出来いるようです。
まだまだマシンは危ないですが、謎解明まで頑張ってほしいですね…!

それにしてもかなり久しぶりの更新となってしまいました(汗)

さて、

明日からも学校なのですが、更新の方はとりあえず頑張っていきたいと思います^^;

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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| 『月夜になのは物語』 | 23:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語547(教導)『半分正解』


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第547
『半分正解』
 

「…………………」

シグナムは隙無く二人組を睨みながらも、
チラリと横目で管理局本部の方を見た。

「……良いのか?俺達なんかに構ってて。アレを放って置けば町は大変なことになるぞ」

「まぁ、戦闘が大好きと噂のシグナム二等空尉にとっては、
町を守ることよりも私達との戦闘の方が重要なのかもしれないわね」

状況的には二人は追い詰められている側だ。
けれどシグナムに対して挑戦的な言葉を言う様子は、とてもピンチに陥っているようには見えない。

(何か余程自身がある能力でも隠しているのか)

ユニゾンしているアギトも心の中で思案していた。

(一応反応は二人のものだけで、後は向こうからユニゾンしたヴィータの姉御の反応が、
どんどん近づいてきてるだけなんだけど…)

(……そうか。あいつらはやられたわけではなかったんだな)

シグナムは二人の言葉に答える。

「アレを止めるのは局にいるだろう私達の主に任せた。
信頼の置ける友人や仲間もいる。心配は無いだろう、それより…」

スッと改めてレヴァンティンの剣先が二人に向けられる。

「今はお前達をここで逃がさないことの方が大事に決まっている。
まだ間に合う筈だ。大人しく投降をすると言うのならお前達には弁護の機会が与えられる」

「「…………」」

押し黙る二人。

しばしの間考え、そして言う。

「この体の持ち主がどうなろうと知ったことじゃない。
大体あんたは一つ勘違いしてる」

「?」

「お前は俺達を追い込んでなんて無い。
追い込まれているんだからな」

「っ!!」

言葉が終わるか終わらないか、そんなタイミングで突然周囲に二人組と同じ姿をした存在が、
何十人と出現した。
それもシグナムが作り出した炎をも覆いつくす人数だ。空にも陸にも溢れるそれらは、
現れた時点でシグナムのことを囲みつくしている。

「バカな!いつの間にこれだけの相手が……しかも私に全く気づかれずだと?」

(シグナム!違うっ)

(アギト?)

(こいつら魔力反応も無いし、本当に突然反応も現れたんだ。
空間転移とか、あるいは分身のたぐいかもしれない)

(分身……)

シグナムの脳裏に現在ここへと向かっているヴィータの姿が浮かぶ。

敗北していないというのに、二人を逃した。
そしてこの目の前の二人の目的は明らかに保管庫の内部にあるもの。

「……そうか」

彼女は一度大きく息を吸うと、目を瞑り周囲の気配を感じ始める。

(シグナム?)

(この周囲で唯一保管庫へと向かっている存在、それは…)

「そこだっ、はあっっ!!!」

一閃。
業火と刃がとある場所を切り裂く。

周りに突如現れたかのように見えた相手たちはもちろん、
攻撃の先にいた人物は思い引き裂かれる。

「ぐっ……!」

ローブを着た男の方が、そこにはいた。

恐らく身の危険を感じて咄嗟に回避したのだろう。
肩から流れる血を押さえ、痛みを堪えている。

「やはりな」

(どういうこと?)

アギトの問いかけの答えを、シグナムは男に向かい言う。

「お前は広範囲に渡り幻覚での分身を作れるのか。
それでヴィータ達から逃れた、というわけか」

「半分正解」

「!」

声が聞こえたのは背後から。
しかもほぼすぐ近く。

「半分大不正解」

黒いローブの端がシグナムの目に映る。

はっと振り向こうとするが、既に相手は行動を始めている。
そして、小さな刃の切っ先が…。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
というお話でした^^
今回はシグナムさんと二人組の戦闘のお話でしたね…!
ユニゾンしているシグナムさんはやはりかなりの戦闘力を誇っていて、
二人組の力も段々と分かってきました。
しかし、一瞬の隙をついて敵も攻撃をしてきたようです…;

さて、

どうにもこんな時間の更新となってしまいました。
もう少し早く更新できるよう頑張りたいですね(汗)

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 03:29 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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