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2013年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年08月

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月夜になのは物語674『圧倒的な差』


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第674
『圧倒的な差』
 

まだ八神家が至って暇な、昔のことである。

「何、腕相撲?」

真顔で扇風機の前に腰を下ろしていたザフィーラは、ヴィータに聞き返した。

「おう、そうだ。腕相撲しようぜ」

さも当然のように答えるヴィータ。ザフィーラは表情こそ変えなかったが、
困惑してはいるようで、その太い首を捻る。

「なんでまた、そんなことを言い始めたんだ?

「いやー最近なのはとかフェイトとかと腕相撲してみたんだけどさ、
これがもう意外なまでに圧勝っつーか?もう向かう所敵無しって感じだったんだよな~!」

「ああ、普段あれだけ重い鉄槌を振るっていればな」

「そうそう、そういうところでやっぱ差が出たんだろうな。実戦経験。
あたしは大人だからなぁ」

「で、どうして腕相撲を挑んでいるんだ?」

えっへんと胸を張るヴィータに、ザフィ-ラは冷静に聞きなおした。
少し眉をしかめて、ヴィータは答える。

「だ~か~ら~!あいつらみてーに実戦経験が浅い奴らとやっても、
自分が本当につえーか分かねーし。だから他の奴ともやってみて、
自分の力を知ってみたかったんだよ」

「まるで武人だな」

「いいから、分かったらとっととやっぞ!」

「仕方ない、か。私も今は丁度暇だからな、相手をしよう」

「あたりめーだ」

言いつつ、ヴィータは右手を差し出す。ザフィーラも右手を差し出す。
と、ここでとあることに気づき、ヴィータは驚愕の声を上げた。

「なっっっ!!!?」

「…………これは」

手が………………届かない。

差し出されたヴィータの腕は、後から出されたザフィーラの腕の半分程度の高さまでしか届かず、
遥か上の位置では彼の強靭な腕が虚空を切っている。

「くそっ……!うらっ、このぉッ……!」

腕の長さは元々のものだ。よって、どれだけ怪力だろうと、どれだけ力をいれようと変わることはない。
それでも、届かないと分かってからもヴィータはしばらくの間その事実が受け入れられず、
グイグイと腕に力を入れる。

そして、やがて静かに腕を引いた。

「これ……は」

「…………」

「も、もう…………だ、駄」

「どうやら、勝負はお預けのようだな」

「え?」

ザフィーラは無言で腕を引くと、

「またいつか、お前が私とのこの圧倒的な(腕の)差を覆す方法を思いついたのなら、
その時は、今度こそ相手をしよう」

「う、うあ、うああああ……」

ヴィータはがっくりと顔を下ろした後、勢いよく叫んだ。

「こんちくしょおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
覚えてやがれえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

全力で叫んだ後、全力で走って行ってしまった。
呆然と残されたザフィーラだったが、やはりいつも通り表情は崩さず、
冷静に呟いた。

「ふむ、『次』が来るまでにもっと鍛えておかねばな」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
第674は珍しいかな?という位のヴィータちゃんとザフィーラさんのお話です☆
ちょっとしたことですが、二人の圧倒的な差が(家族内の)明るみに出る事件でしたね;
果たして勝負はついたのか?それはまたの機会と致しましょう、ということで(笑)
ちなみに」ザフィーラさんは至極まじめに次を待っていたようです。

さて、

現在ちょっとしたイラストを大急ぎ(しかし遅い)で製作中なので、
完成しだい載せていきたいと思いますb

コメントも遅れてきてるので頑張っていきたいところ;

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 22:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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鉄槌祭、終エシ、魔ノ道化



どうも、お久しぶりです、私です。
ヴィータちゃんは私の嫁、サースィケフカですよ!!←急にテンションUP

数日ぶりの更新ですが、実はこれには理由があるのです。
そう、上のヴィータちゃんも言っているように……


リリカルなのはinnocentのグランプリ(八神家)!!!


……が行われていたので、それに参加していたのですねw
およそ一週間に渡る過酷なバトルでした……。
果たしてその結果は以下に!?











ドババババーーーーーーーーーーーーーーーーーーン



はい、というわけで今回のイベントは待ちに待った八神家祭り……否!!

もはやヴィータちゃん祭りと言い切ってもいいと言う程、
ヴィータちゃんの新作カードがテンコ盛りなイベントでしたw上の五枚が全部そうですね♪

あ、ちなみに右から二番目のはザフィーラさんも入ってますが、まぁ、いいでしょう←ちょ





特に注目は真ん中と左端。 
左端は八神家メンバーでお花見に行った時のものらしいです。
いえ!私も後をこっそりつけて行っていたり…(オイ
実際一枚で見ると料理も物凄く美味しそうなんですよね~~~~~~ああ、食べたい。
今度ヴィータちゃんに頼んでみましょう!

そして真ん中のカードは今回の目玉カードの一枚となります。
実は私、このカードの一個前が一枚しか手に入らず、もう一枚合成用をトレードで貰ったんですよねー。
なので、このカードを貰える順位には手が届かなかったとだけ言っておきます。後は後述…

描いてある通りSR+のカードです。今までは一枚きりでしたが、今回(ザフィーラさん付きも入れれば)、
SR+は三枚になったことになります。これで私のヴィータちゃんデッキも大幅戦力アップですね☆

合成前&合成後の上位賞品カードの全体はこちらです↓











































































…………ふつくしい。
あ、いや美しい……。



思わず言い直してしまう程の、とんでもなく素晴らしい二枚でした……!
私、今までヴィータちゃんの着物姿の画像なんて見たこと無かったんで、
狙って頑張っていたのが、物凄く報われたような、そんな心地よい気持ちであります。

この記事を書き終えたらまたジックリと眺めるとします。
そうすると仕事から帰って来たヴィータちゃんにも着せたくなります。 ※ここから今後の企みです
なのでそのため、まずは彼女の着ている服をひんm……

話がそれました(笑)
えー、ともかく、初めから狙っていたカードまでは辿り着けたので良かったです♪










………そう、初めから狙っていたカード…………までは……





















!?













いや、分かってはいたんですよ。こうなることはね。
事情を知らない方に説明しますが、まずこの謎のヴィータちゃんカードの右下に書かれているアルファベット、
これはSR+すら超える最大のレアカードに付けられる印です。
今までは極わずかなカードにだけ存在してましたが、今回増えちゃいました。

もうお分かりかと思いますが、ヴィータちゃんはSR+が最大のカードでなくなってしまっています。
そして、こんな写真を撮っていることからも分かるように、
このカードを手に入れられる順位には正直今の私では入れないと判断し、妥協していました。

妥協と言っても今まで貯めていたもの全て使い切って届かなかったのですが、
まぁ、予測は出来ていました。

この最大のレアカードは大会の上から300位までの人にしか配られないカードです。
対して、私の順位は1370位……後1000人いますね。

正直よく奮闘した順位だとは思いますが、やっぱり悔しいです。
もう二度と手に入らないかもしれないので、博物館の展示物的な感じで写真を撮っておきました。
もちろん諦めません!いつか、もう一度見れる日を目指してこれからも頑張ります!

ゲームで何熱くなってんだなんて言わせません!恋愛だ!恋の問題なんだ!!!







熱く語った所でそろそろ終わりに入ります。
最後は現行私のヴィータちゃんデッキの画像です。



SR+3枚にSR2枚のヴィータちゃんデッキですね。

……あ、遊び人?////←何想像してんだ

300位以内に入れなかったのは残念ですが、目標だった着物ヴィータちゃんは入手出来ましたので、
今回はやはり素晴らしい大会になったと思います♪

次回、またヴィータちゃんのカードが出てくれるか分かりませんが、
その時はまた挑戦してみます!!!!と、その前に記事も書いていかないとですね;





ではでは~~~~

| 過去書庫『ヴィータちゃん日記系』 | 18:40 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語673『男の子だったら』


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第673
『男の子だったら』
 

『じゃあ、また連絡するから』

「うんっ、ユーノくんもお仕事頑張ってね!」

『うん。ありがとう、なのは』

ピッ

なのは※1はユーノ※2との連絡を終えると、微笑みながら気分よさげにデバイスの通信を切った。
すっかり話が長くなってしまった。時間を忘れて、という奴だろうか。
力を抜いてフカフカのソファに身を任せて横になる。

                               ※1 戦技教導官のエース。真っ直ぐな魔法少女にして、母親
                               ※2 「無限書庫」司書長。眼鏡な青年。フィレットにもなる

「なのは、ユーノとの通信終わった?」

「フェイトちゃん。うん、終わったよ」

奥の部屋からおずおずとした様子でフェイト※3がやってきた。

                           ※3 金髪の執務官。キャロとエリオの保護者にして、なのはの親友

どうやら、なのはとユーノの通信の邪魔にならないよう待っていてくれたらしい。
なのはは少し不思議そうな顔で、

「フェイトちゃんもユーノくんとお話すれば良かったのに。どうしていつも奥の部屋に行っちゃうのかな」

「う……その、あんまり邪魔しちゃったら悪いかなって」

「邪魔なわけないよ。むしろフェイトちゃんがいたらもっと楽しくお話出来ると思うんだけどな~」

「え、本当に?」

「うん。今でも十分楽しいとは思ってるんだけど、きっともっと楽しくなるよ」

「…………」

笑顔で言うなのはにフェイトは無言で笑みを返す。
そのままソファの開いているスペースに腰を下ろした。

「ユーノは元気そうにしてた?」

「もちろんっ。無限書庫での仕事は大変だけど、まだまだ未知の本とかもまって、
それを知るのが楽しみなんだって」

「そっか。ユーノも色々と楽しんでるんだね」

フェイトは小さく俯いてから、今度は視線を上に向ける。
どこかを見つめているわけではない。少し物思いにふけっているのだ。

「ユーノは、私よりも前からなのはと一緒にいたから。
だから、なのはとユーノの話してるとき、ついつい私は入り辛いというか、
席を外しちゃうんだ。ユーノそういう話に興味がないわけじゃないんだけど」

「うーん……私は、フェイトちゃんとも長い間一緒にいるから、
そういうのはよく分からないかも」

「そう、だから私だからそうなっちゃうだけかもしれない。
でも、なのはがそうした方が嬉しいって言うなら」

「三人で一緒にお話してくれるの?」

いつの間にか起き上がり、なのはは悪戯っぽくフェイトの頬をつついた。
フェイトの顔が赤くなる。

「……そうした方がいい?」

「ん、じゃあ今度そうしてみよっか♪ユーノくんもフェイトちゃんの顔見たいだろうし」

「……分かった。それじゃあとりあえず、一回だけ。あんまりこういうことから逃げてると、
昔のこと思い出しちゃいそうだし」

「小学生の頃の?って、そんな大げさな話じゃないよ~」

「うう、なのはにとってはそうなんだろうけど……」

口には出さずに、フェイトは心の中で呟く。

(なのはとユーノが話してると……なんだかちょっと心の奥底がざわつくと言うか、
本当に少しだけだけど嫉妬しちゃうの、かな。)

「……はぁ、私も男の子だったら、こういう気持ちにはならなかったのかな」

「え?何の話?」

「あっ!(汗)いや、うんうん!別に」

「なんだかよく分からないけど、フェイトちゃんが男の子でも女の子でも、
私はきっとフェイトちゃんのこと今と変わらず好きだったと思うけどな~」

「えっ(ドキン)」

「それに女の子のままで良かったと思うよ」

「えっと、なんで?」

「だってフェイトちゃん可愛いもん♪」

「…………」

なのはの言葉一つですっかり茹でたこのように赤くなったフェイト。
もうすっかりユーノのことなど忘れてしまった彼女なのであった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
第673はなのはさんとフェイトさんと、二人でのお話でした♪
ユーノくんについて、フェイトさんは色々と悩んでいるようですね。
とはいえ、なのはさんもユーノくも恐らくその理由については全然気づいていない様子。
まだまだフェイトさんのこういったことは続くかもしれませんね;

まぁそれでも、なのはさんの言葉があればまた悩みも忘れられそうですが(笑)

さて、

それでは今日はこの辺でb

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 23:59 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語672『おでかけは二人がいい』


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第672
『おでかけは二人がいい』
 

「むうーぅ……」

「ん?おーい、どうしたアギト」

部屋に敷かれた座布団を抱きしめ、膨れた顔で寝転ぶアギト※1に、
ヴィータ※2は聞いた。
                                ※1 八神家の末っ子その2。烈火の剣精。相棒はシグナム
                                ※2 八神家、赤髪の守護騎士。ちっちゃい姉御。私の嫁

「姉御。むむむぅ……今日はさ、シグナムとでかける予定だったんだけど」

「ああ、そういやあいつどこ行ったんだ?」

「仕事だって」

「へー休日なのにご苦労なこった」

「元からもしかしたら仕事入るかもって言ってたしさ、こうなる可能性はあったんだけど、
昨日までは何もなかったみたいだったからさぁ、いざ当日いけなくなると」

「わかるわかる。もう少し前から言っておいて欲しいもんだよな。
仕事だからしょうがねーって我慢はするけどさ」

「うん。そういえば姉御も今日は休日だったんだっけ?」

ヴィータは頷きながら苦笑する。

「まぁな、けど今日はでかける予定はねーぞ。休日ってのは体を休めるもんだ」

「……ちぇっ」

「アギトもせっかく予定がなくなったんなら家でゆっくりしたらどうだ?
あたしの部屋でもくるか?」

「うーん、そうしようかなぁ」

少し考えてからアギトは答える。

「…いや、やっぱりいいや」

「ん、そうか?」

「姉御休日はアイスたくさん食べるでしょ。だからどーせ足りなくなるんだし、
あたしがアイス買ってくるよ」

「え。いや、別にそんなことわざわざ…」

「今日はでかけたい気分だったしさ。ちょっくら行ってくるよ」

「…………」

背を向けるアギトにヴィータは頭をポリポリ頭を掻きつつ、
声をかけた。

「おい、待て待て」

「うん?」

「幾らなんでも楽しみが潰れたばっかの妹を使いっぱしり出来ねーし、
しょうがねーからあたしも買い物付き合ってやるよ」

確かにこういう時、ヴィータは買い物のついでにアイスを買ってくるよう頼むことがよくあった。
そしてそれをアギトもリインも笑顔で了承している。
だが、今回は楽しみな予定がすっかり狂ってしまったと言うアギトが相手だ。
我がままなど末っ子に言うような状況ではない。

「え、でも体休めないと」

「帰ってからたっぷり休む」

「でも、買い物後色々とよる予定なんだけど」

「全然平気だな」

「なんだか、悪いような……」

「だーもう!いいから行くぞっ!」

「……うんっ」

元気よく歩いていくヴィータを見つつ、アギトは小さくガッツポーズをする。

(よっしゃ!これで姉御ついて来てくれるぞ!)

そう、実はアギトの狙いは初めから二人でおでかけすることだったのである。
シグナムとの予定が崩れたのは本当だったが、これで楽しみだった買い物にはいける。
彼女は買い物は一人で行くより誰かと方が好きなのだ。

こうしてアギトは潰れかけた休日をヴィータと共に楽しむのであった。

(今度ザフィーラの旦那にもためしてみよっかな~)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
第672はヴィータちゃんとアギトのお話です!
すっかり誘導されて買い物に出向くヴィータちゃんですが、
やはり優しい性格ゆえなのでしょうね♪アギトもちょっと企みはしましたが、
結局二人とも満足いく買い物だったようですし結果オーライですかね☆

さて、

それでは今日もこの辺でb

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 23:28 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語671『五人の帰路』


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第671
『五人の帰路』
 
↓前回の話


「エリオくん……どこに行っちゃったんでしょう……」

「全然見つからないね…」

デパート内を歩き回りなが、らキャロ※1とスバル※2の二人はエリオを探し歩いていた。
結構歩き回ったのだがどこにもいない。彼の逃走した理由を知っているだけに、
原因に一枚かんでいる二人は心配を隠せなかった。
                                      ※1 フェイトの養子。元機動六課、小さきピンク髪
                                       ※2 レスキュー隊員。元機動六課、元気な青髪

「あ、スバル、キャロー」

「ティアナ?それに……!」

丁度反対方向から単独でエリオを探していたティアナ※3が駆け寄って来た。
その横にはなんと、二人が探し回っていた当人、エリオがちょこんと並んでいるではないか。
エリオは申し訳なさげに頭を下げる。
                                         ※3 執務官。元機動六課、冷静なオレンジ髪
「すいません、ご心配おかけしました」

「さっきそこで会ったわ。エリオもあたし達のこと探してたみたい」

ティアナの話も耳に入っていないゆおで、キャロは大きな声で名前を呼んだ。

「エリオくん!」

「わっ!?」

キャロはしっかりとエリオを抱きしめると、うっすら涙を浮かべつつ目を合わせる。

「ごめんねエリオくん、私……エリオくんの気持ち考えられてなくって、本当に」

「うんうん、大丈夫だよ」

エリオはキャロから体を離すことも抱きしめることもせず、
ただ穏やかな優しい声で言う。

「僕の方こそ心配かけてごめん。皆に心配かけちゃうかもってこと、
分かってると思ってたんだけど……考えられてなかったね」

「そんなことないよ、私の方こそやっぱり」

「いや、やっぱり僕の方こそやっぱり」

「こらこら、二人とも自分のこと悪いって言ってたら終わらないでしょ。
とりあえず、スバル」

「うん。エリオ……ほんっとうにごめん!」

隣で両手を合わせてスバルは頭を下げた。続いてティアナも頭を下げる。

「あたしも悪かったわ。ちょっと冗談が過ぎたみたい。ごめんなさい」

「いえそんな、むぐっ?」

再び何か言おうとするエリオの口元に、ティアナは人差し指をすっと押し付ける。

「はい、あたしが言うのもなんだけど、謝りっこはもうおしまい。
今回のことは追い詰めちゃったあたし達と心配をかけたエリオのどっちも悪いってことで」


「…………はい」

頷いてから、エリオはやっと自分がどういう体勢になっているのかに気づき、
顔を赤くして固まる。

「あ、あのキャロ……」

「え?」

「あんまり抱きつかれてると、その」

「あ!」

キャロはしっかりと抱きついていた自分に気づき、すぐに体を離した。
そしてやや頬を染めながら謝る。

「ごめんね」

「うんうん」

「あはは、エリオには男の子としてそうやって照れてる姿の方が、
女の子の格好してるよりも可愛いかもね」

「こらっスバル。元はといえばあんたの提案からこんなことになったんだからね。
もうすっかり遅くなっちゃったし、今日の買い物は終わりにするしかないじゃない」

「うぐっ、そ、それはさっきは皆悪いってことで無しになったじゃない」

「うっさい!ちょっとは反省しなさい」

「してるってば~。ね、エリオ?」

「知りません(笑)」

「えええ~エリオ~~~。キャロは?キャロは信じてくれるよね?」

「ふふ、知りません♪」

「な、キャロまで~~~~~~~!!」















すっかり元通りな四人組。笑顔で笑いあうエリオ達を遠めで見つつ、
私はくすりと微笑むのであった。

うんうん、やっぱり善行とは積むものですね。
お水代だけで丁度いいお話のネタが一つ貰えました。

さて、四人が仲良くしているのを見たら、なんだか私も我慢出来なくなってきました。
そろそろヴィータちゃんの顔を見に家に帰るとしましょうか。






ほかほかと暖かい気持ちいっぱいで、道化は家へと向かって歩き出した。
さっきの四人と同じように。

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第671もまたまた私とエリオくんのお話となりましたね☆
今日はエリオくんと私が関わるお話のようやく最後となりましたb
偶然の出会いでしたが、結果的には私もネタゲット出来て、エリオくんも三人と無事仲直り出来て、
良かったと思います♪後は私もヴィータちゃんとイチャイチャライフでなお良い感じに…(ホッホッホ)
ともかく皆笑顔で一日を終えられるということはやはりいいことですよね☆

さて、

それではそろそろこの辺で!

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 22:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語670『贅沢な悩み』&バナー微変更


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第670
『贅沢な悩み』
 
↓前回の話


恥ずかしさを堪え、真剣に話した話を「話が長い」と流され、
エリオ※1は唖然とした様子でケフカ※2を見つめている。
                                            ※1 フェイトの養子。元機動六課、青年
                                                     ※2 ヴィータの婿。道化

一方自分から聞いておいてピシャリと言い放ったケフカは、

「あ~、全部メモするの大変だった~」

いつの間にか出していたメモ帳にペンで何やら書きながら苦笑している。

「うーん、でもこの話、全然難しい話でもないですし、メモに取るまでもなかったですかね」

「え?どういうことですか……?」

「だって考えてもみてください」

ケフカは人差し指を立てて言う。

「例えば、そうですね。エリオくんあなたがこんな女装をしたとしましょう。
黄色いリボンがあしらわれた肩丸出しの格好に、髪にも一個くらい同じリボンをつけている。
想像出来ますか?」

「いや、あの……出来なくはないですけど、って、なんですかその想像?」

「あなたは決して女らしいとは言えません、が!女装すればそれなりに似合うでしょう。
なんとなーくですがそんな想像が私の中ではされています」

「はあ」

「つまり」

バシッとドヤ顔でケフカは言った。

「着ちゃえば良いんですよ、女装!」

「へ?」

「……(ドヤッ)」

「…………」

「……(……ドヤッ)」

「…………あの、それだけでしょうか?」

「え?」

ボリボリとケフカは頭を掻きつつ答える。

「そうですが」

「……そうですか」

明らかに肩を落として落胆するエリオ。それはそうだろう、身内話をあれだけ赤裸々に話し、
僅かな期待を持って待った答えがこれでは落胆もする。

そんな彼をチラっと見てから、ケフカは再び自動販売機にお金を入れ、ジュースを取り出した。
それを落ち込むエリオに渡す……と思いきや、別にそんなことは全然なく、
また自分でゴクゴクと美味しそうに飲み始めた。

「ゴクゴクッ……むは~美味しい。さっき残した半分はヴィータちゃん用ですからね。
あ、新しく買った方も半分残しちゃったり……」

「…………」

「今からでもヴィータちゃんが顔を真っ赤にしてシバく姿が目に浮かびます。ゴクゴク……はわ~。
なんとも、それはそれで嬉しい光景なんですね。ワクワクです」

「…………」

「まぁ、つまりそんなもんなんですよ」

「へ?」

半分飲みきったジュースを片手に、ケフカはエリオを見据える。

「あなたのちょっと長いお話は、私のような他人から見れば取るに足りない、
なんのへんてつもないお話なんです。それこそ、聞いた後も別の関心ごとに目を向けられる程度のね」

「取るに足りない、ですか?」

「もちろんあなたにとっては一大事なのかもしれません。冗談でも女装なんてしなさそうですし、
それをはっきり言うのは少々ためらわれるかもしれませんね。ですけど、
やっぱり私のような他人から見ると」

少し視線をエリオから外して、笑う。

「どっちかっていうと幸せな話ですよ。贅沢な悩みです」

「あ……。そうかも、しれません」

「ホッホッホ、そうでしょうとも」

「僕、元六課のメンバー全員好きで、全員家族みたいに信頼しているんです。
だから、いきなり僕以外の三人で女装するって張り切ってるのを見て、ちょっと驚いてしまって……。
だけど、逃げることはなかったですよね。きっと皆を心配させちゃってます」

「ほうほう」

「すぐに戻って、逃げてしまったことも謝ってきます!」

「うんうん」

他人と言い切ったケフカは、それでも話を聞いて相槌をうちながら頷く。

「それでじ、女装もしなくちゃいけないんですよね……。そこだけが不安なんですが」

「あ、別に女装はどうしても無理ならはっきり言えば良いと思いますよ。
ちゃんと言えば無理強いするような三人でもないんですよね?」

「え、でもさっき」

「あれは私は似合うと思ったから言っただけですよ~。実際は着ても着なくても解決出来るはずです。
なんたって取るに足りない贅沢な悩みなんですから♪」

「…………」

「あれ?言いましたよね」

ケフカは半分ジュースが入ったペットボトルを人差し指の先に立ててから、
満面の笑顔で言う。

「全然難しい話でもないって」





もうちょっぴり続く

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第670もまたまた私とエリオくんのお話となりましたね☆
今回はいろいろとエリオくんに語ったりしていますが、
実際のところ、難しい話ではなかったですよねw特にあの4人ならば、
恐らく私がいなくても解決出来たことだったでしょう。
ただ、それが少し早まるのも悪くはないですよね♪

今回は久々にイラスト付の小説となりました。
エリオくんなんて初めて描きましたがどうでしょうか?
フェイトさんカラーなリボンなんて似合いそうですよね。

さて、

題名にもありますがバナーを微妙に修正しました^^
実は今日初めて画像がもっと綺麗に保存出来ると知ったので、
試しに荒れがないバナーに作り変えてみました。
キラキラはひとまずなくなりましたが、画質はかなり良い感じだと思います。

さて、

それでは今日はこの辺でb

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 23:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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