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月面配信―動画作成局―

ボイスドラマやゲーム実況、歌ってみた動画の投稿&イラスト製作の投稿などを行います

2015年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年12月

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異世界詮索任務1


20□□年○○月××日

「……ったく、なんだってあたしがこんな所まで…」

「こらヴィータ!何をウダウダ文句を言っているんだ!」

「ちっ」



あたしは八神ヴィータ。時空管理局って言う大きな会社で働いてる女だ。実際の歳は不明ではあるんだけど、見た目は不本意なことに小学生位の背丈の少女をしている。だから、あたしのデバイス(※鉄槌。この場合はカメラ代わり)を使って撮影する、異世界の記録写真に映ってる少女はこれを読んでるおめー達新人魔導師の上官のお姿だからな。指差して笑ったりしたら後でその分扱き倒してやるのでくれぐれも気をつけるように。
分かってると思うが、今書いてるこの日記は旅の思い出じゃない。管理局に送る詳細な土地のデータ以外に、現地に派遣された魔導師から見たその異世界の個人的見解
を記録にして報告しなくてはならないので仕方なく書いているってわけだ。つまり、この記録に書かれてる個人的感想を笑ったり噂にすることももちろん禁句だ。あたしだって行きたくもない場所に行かなくちゃなんてーってのに、なんでこんなもんまで……っと話が逸れてるな。
えー後は、あたしの今の任務は【異世界詮索任務】と呼ばれるものだ。提出された記録を読んだ後は例のファイルの中にまとめて置いてくれ。ファイル名をそれにしておいてくれればいいから。
それでは【異世界詮索任務】記録を記す。



管理局から下された命令であたしは見渡す限り海のようなものが広がる世界に派遣された。一緒に来ている相方はシグナム(※家族)。ちなみに、本来はあたし一人で来る予定だったが、任務を言い渡された際文句ありげな態度を取ったとか言う理由で口うるさい相方を付けられてしまったわけだ。なんたってこの【異世界詮索任務】つーのは人気がない仕事だ。穏やかで静かな世界から、わけわかんない嵐の世界まで、管理局がまだ未開の世界としている……とにかく色々な世界に送り込まれて片っ端から調査して来なくちゃなんねー。しかも一度送り込まれたら調査が終わるまで家には帰れねーんだ。もちろん食料は持っていくから問題ねーけど、仕事終わりってのはアイスを食べながらジュースでも飲んでベッドに寝転ぶもんだろう?ここではそんな贅沢は出来ねーんだよな。
この世界は幸いどちらかと言えば当たりの世界だった。周りを見れば海、海、海、こんな様子じゃ多分探してみても人間はいねーんじゃねーのかな。ただ人がいねー代わりに怪物みたいなもんも全く姿を見せなかった。まるで水の惑星だな。地球もそんな風に呼ばれていたりはするけどさ。

あたしとシグナムは無人の海を永遠と飛行して、探査装置の反応から土地の地形を予想しようとしていた。

「それにしても海ばっかだな。つまんねぇー所だな」

「お前はまた、遊びに来たわけじゃないんだぞ」

「わーってるよ!ったく口うるせーな~」

シグナムは怒る様子は無かったけど、困った感じで言ってきた。

「管理局に身内に任務を任せるのが不安になる態度が見られたと言われた時は本当に驚いたんだぞ?これが偶然上官に会ったのが私がったから良かったが、※主はやてに先に会って話されていたらいらぬ心配をかけてしまう所だった」

※主はやて…あたしの家族だ。

「う……わ、悪かったよ」

「本当に分かっているのか?お前の僅かな気まぐれが主にとってどれだけ心労になる可能性があるのか……」

「おっ!おい、あれあれ!」

丁度凄くタイミングの良い時にあたしは前方に始めての陸を見つけた。すぐにシグナムもそれを視認すると陸に向かって飛び向かっていく。近くまで寄ってみると、それはあたし達の求めるような人の住めるものではないことが分かった。陸は大きな一軒家くらいの大きさで、この広大な海に比べれば取るに取りないサイズだ。それでも一応なんとかあたしとシグナムで陸に降り立つと、ドッサリと腰を落ち着けられた。どうやらしっかりと陸は海の下から突き出しているようで揺れ動いたりはしなかった。仕事についてから初の休憩だった。

「やっとのことでちっぽけな陸が一つ、か。やはり噂は本当だったな」

「噂って?」

【異世界詮索任務】は苦労に比べて成果が出る確率はあまり無い、ってことだ」

「ああ、それね。だから嫌だったんだよな、この仕事。成果が出るか分からない仕事なんて本来は新人の仕事だろ?んなことしてるんだったら、一刻も早く新人の奴らを扱いて一人前にしてやる方がずっと建設的だな、ってさ」

あたしの言葉にシグナムは、

「仕方ないだろう。この仕事には実力が必要だ。未知の環境に動じず仕事をこなすベテラン要素もな」

そんな風に正論を言う。そう、恐らくあたしがこの仕事に選ばれたのは管理局で働くようになって大分経ち、大分仕事に慣れて来たという点が大きいんだろう。強さの方も油断をしなきゃ大丈夫だろう。この仕事ではどんな怪物と戦うことになるか分からない危険性があるから、そっちのほうも割と重要視されて選ばれている、と思う。

「ちっ、頑張って働いてたのが仇になっちまったのか~」

「だが、お前の働きの良さは主も喜んでいたぞ。『なんだか楽しそう』とな」

「はやてが?」

「ああ、実際のところはどうだ?お前は、私から見ても……退屈はしてなさそうに見えるが」

「……あーまぁ、悪くねーよ」

シグナムにあたしは堂々と言った。

「この仕事はおもしれーし、それに」

「ん?」

「誰かのためになる仕事も、結構気に入ってんだ、これで」

「ふふっ」

あたしの言葉を聞いて失礼にも笑ったシグナムは、失礼ついでに続けて言う。

「ならこの仕事も気に入ることだな」

「それは嫌だ」

「だが、そうも言ってはいられない無い筈だぞ」

「……え?」

言いながらシグナムはデバイス(※剣。この場合はメモ代わり)に映るメッセージを見せる。

「えっと、『シグナム一等空尉は現在の【異世界詮索任務】終了後帰還、ヴィータ二等空尉については一度帰還後…………!!?」

「『一定期間ごとに別世界の【異世界詮索任務】に着任、資料と記録を作成し報告すること』とのことだ。どうやら、口うるさい私からは解放されるようで何よりだ」

「く、くっそっ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」

あたしは傍にあった石ころを掴み上げると、思い切り海へと投げつけた。石は勢いよく水面にぶつかると大きな飛沫を上げて弾ける。

「こらっ、大事な資料を……」

「うるせ~~~~~!!!やってられっか~~~~~~~~~~~~!!!!!」

あたしはがっくりとうな垂れて、呟く。

「あたしの、アイスの時間が……」

きっと海だらけの世界のせいだったのだろう、この時のあたしは言いようの無い……とてもしょっぱい思いでいっぱいだった。



……えー、記録前半部は以上だ。残りの土地情報や記録後半部は後ほど送る第二記録に詳細を記すので、そちらもファイリングすること。多分実際に上官に送ることになるのは土地に関する詳細資料だけでこの記録は目に付かないだろう。なのでこれを読んでいる新人は安心してこの記録を読み流すこと。もしも誰かに話したら……つーか絶対に話すな!他言無用!

それでは異世界詮索任務記録をひとまず終了する。

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| 過去書庫『異世界小説系』 | 22:53 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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景色ヴィータ1


景色の写真を模写し、そこにヴィータちゃんを描き足して遊んでました。



白黒なので分かり難いかもですが海と海岸の背景です。
物凄く適当に選びましたがなんとなく良い雰囲気の印象でしたよ♪
普通に日本の景色みたいなのですが果たしてどこなのか。


私は壮大な景色に少女が一人でいる姿が何故か好きだったりします。
一応裏設定として『ヴィータちゃんが仕事で来てるシリーズ』とでも言いましょうか、このイラストはそんなイメージで描かれていて、最近頭の中で特に描いてみたい欲求が高いシリーズだったりもします(笑)

ちゃんと色もつけたかったですが、急にふと思いついて描いただけなので、
あくまで遊びの範疇を出なかったというのが大きいですね。ちゃんと色を付けようと思うと普通に描く何倍も時間がかかり、挙句の果てにお蔵入りなんてことが実は私の場合結構あるんですよねぇ。

完成する頃には熱意が薄れていたり、季節・時期が遅れすぎていたり、
そんなイラストは結構あるのですが結局「また新しく描けばいいか」となってしまうので、恐らく表に出すことはありません。

お蔵入りヴィ-タちゃんと描くとなんだか可哀想な気もしてきますが…←ヤメイ

ただそれでも、普通に描きたくても背景のあまりの難易度に挫折してしまいます^^;

オリジナルな世界観だと逆に自由度が高すぎて描けなかったり、
リアルな世界観だとモデルが無いとしっかり描きこめなかったり、
色々な理由で見送ってきましたが、
まぁこの気に模写で適当に練習してみようと思います。

好みの背景は自然系の他に未来都市みたいな空間も好きですね。
ブログの壁紙もそんな風にすることをまずは目標に頑張りたいと思います!
(何故かいきなり目標にしている)

ではでは~☆

| 過去書庫『異世界小説系』 | 21:59 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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なのは物語763『目指すあの人』



月夜になのは物語763『目指すあの人』

「あわわわわわわ……」

高町なのはは慌てていた。どのくらい慌てていたかと言うならば、普段は綺麗に整理している机上には書類が散乱し、足元には原稿の山がドッサリと積まれている。そして、当の彼女はそんな状況を気にすることが出来ないほど焦っていた。

※なのは…時空管理局の戦技教導官。家ではただの綺麗なお母さん。

ここは高町家。二人の女性なのはとフェイト、そして彼女達の娘ヴィヴィオの三人が暮らしている場所である。普段は明るく楽しげなこの一家であったが、今日だけは場合が違うらしく、なのはの部屋の隣室ではフェイトとヴィヴィオの二人が心配そうに話し合っていた。

※フェイト…時空管理局の執務官。家ではただの綺麗なお母さん。

※ヴィヴィオ…碧眼の少女。訳ありでなのはとフェイトの娘に。

「なのはママ、大忙しって感じだね…!」

「あそこまで焦ってるなのは初めて見たかも……」

フェイトの言葉にヴィヴィオは目を丸くした。

「ええっ?ママそんなに焦ってるの?確か今やってるのって、雑誌のインタビュー記事だったよね?」

「うん、時空管理局入りするきっかけとか、今後の新人魔導師に向けての激励とかをインタビューにまとめて欲しいって頼まれてるんだって」

「な、なんだか大変そう……」

「なのははね、口で説明するとかあんまり好きじゃないから、多分文章に起こすのも私達が思ってる以上に苦手なんじゃないかな?」

「ママ……」

心配そうに俯くヴィヴィオの手をフェイトは、少し微笑んでからそっと握った。

「心配?」

「う、うん。ちょっと……」

「でも大丈夫だよ、なのはママはいざという時は自分で解決して飛んでっちゃうんだから」

「飛んでっちゃう?」

「そう。目を離すといつもそう。だから、私はそうなりそうな時は目を離さないことにしてるんだ♪飛んでいくなのはに置いていかれないように」

「…………」

フェイトのその意味ありげな言葉にヴィヴィオは首を傾げつつも、自分よりもなのはを知る母親の想いを微妙に感じ、目を下にやった。

「よく分からないけど……わたしも置いていかれたくないな」

「なら、ヴィヴィオもなのはママから目を離しちゃ駄目だよ?」

ヴィヴィオの肩に手を置き、フェイトはニッコリ笑った。

「一緒に行こうか?」

ヴィヴィオは大きく頷く。

「うんっ!」

数分後、焦りに焦っているなのはの部屋に二人は飛び込んできた。

「なのはっ!!」

「なのはママ!!」

「へえっ!?フェイトちゃん!?ヴィヴィオっ!?」

戸惑うなのはにすぐに二人は素早い口調で丁寧に言う。

「えーと、なのはすっごく忙しそうだから私達二人もお手伝いすることにしました」

「なのはママが飛んでいかないようしっかりとお手伝いします」

「こらっ、ヴィヴィオそれ言わない約束!」

「あっ!?」

「?え、えーっと」

二人の言葉が耳に入ったものの状況がまだ理解できないなのはは困ったように眉を下げた。

「嬉しいんだけど、これはお仕事だから~……その、二人に手伝って貰うなんて悪いと思うかなぁ」

その言葉にたじろぐヴィヴィオ。それはそうだろう、やんわりとではあるがその言葉は確固たる拒否反応であったのだから。しかし、フェイトはめげることなく言った。

「確かに私達じゃなのはの周りの書類の整理くらいしか出来ないと思う。だから、優秀なスケットにメッセージを送ることにしたんだ」

「優秀なスケット?」

「うん、バルディッシュ!」

【Yes sir(了解)

※バルディッシュ…フェイトの黄色いデバイス。話が出来、変形すると斧になる。

「え?スケットってバルディッシュ?」

「違うよ。バルディッシュの映す立体スクリーンを見てて」

「でも……」

「見て!!」

「は、はい」

フェイトの迫力に押され、なのはは促されるままにそちらの方を見た。フェイトの手の平の上で、小さな三角定規のようなバルディッシュは輝きながらその数センチ上に小型の3Dスクリーンを生み出す。やがて時間を置いてから、画面に懐かしい顔が現れた。

「やあなのは、元気そう……って感じでもないかな?」

「わぁ!ユーノくん♪久しぶり!」

※ユーノ……なのはの大切な友人。メガネをかけた優男。

画面に現れたのは現在無限図書と言う機関で働くなのはの友人、ユーノであった。彼はなのはの子供時代からの友人の一人であり、何より頭がよく回った。目を輝かせて再開を喜ぶなのはに対し、彼は極めて冷静に状況を見定めていた。

「フェイトから聞いてるよ、インタビュー記事で手が回ってないんだって?」

その言葉に一気になのはは同窓会ムードから引き戻される。

「う、いやまだ本当に少しくらいは余裕があって…」

「甘いよ!詰められる所から詰めていかないと、自分の書きたい事が書ききれないなんてことがあるのが文章なんだから」

「う、うーん……」

困ったように指をこすり合わせるなのはにユーノは笑って言った。

「あはは、でもなのはなら今から少し頑張れば大丈夫!きっと本当になのはが伝えたいことたくさん詰め込んでかけるよ」

「本当に?」

「うんっもちろん。じゃあまずはなのはが書きたい要点をまとめ直していこうか」

「え、あ、でも……」

「なのは」

フェイトがなのはに声をかけた。

「フェイトちゃん……」

「この辺の参考資料は私達で整理しておくから、なのははユーノとしっかりと書きたいことをまとめて来て♪」

「だけど……」

「なのはママ頑張ってっ♪」

「ヴィヴィオ……」

フェイトとヴィヴィオは会心の笑顔でそこに立ち、なのははやがてゆっくりと、そして嬉しそうに二人の気持ちをかみ締め、頷いた。

「うん、頑張ってくるね♪」

書類整理を二人に任せ、なのははユーノが映るバルディッシュと共に隣室に向かって行った。残された二人は小さくホッと息をつくと、書類を並べながら語り合う。

「なのはママ、駄目って言うんじゃないかってドキドキしちゃった」

「ふふ、私も始めてこういうことした時はそんな気持ちだったかな♪」

「恐く無かったの?」

「初めはね。でも、なのはのこと見守りたかったから勇気を出したんだ」

「ほえ~……」

少し黙ってから、ヴィヴィオは言った。

「なのはママも凄いなって思ってたけど、フェイトママもやっぱり凄いな♪」

「え?そ、そうかな」

「うんっ♪凄いし可愛い♪」

「も、もう、早く書類片付けちゃおう!その後はお料理も作っておかなきゃ」

「そうだねっ」

二人はそこまで話すと黙々と作業に集中していく。目指すは彼方へ飛び去ろうとする一人の女性。彼女を追う者に努力は付き物なのであった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

というわけで、一話完結ものです。

大人ななのはさん達の話ですが、フェイトさんは苦労しているようで(汗)

ヴィヴィオは今はなのはさん目掛けてですが、そこからまた目指してみたくなる人が増えていったりする、そんなところなのではないでしょうか。

……ではでは、今日はこの辺で
 
 
 
 
 
 
 

 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なのは物語762『純白の場所』



月夜になのは物語762『純白の場所』

雪のたっぷり積もったとある日の朝、八神家の玄関前にて。その家の住人である男ザフィーラと、少女ヴィータは膝元が埋まってしまう雪を掻きだすため巨大なスコップを手に懸命な除雪作業に精を出していた。

※ザフィーラ…青い耳を生やした大柄な筋骨隆々の獣人。
※ヴィータ…赤い髪を持つ小学生位に見える少女。目つきは鋭い。

互いに一言も交わさず仕事をして早数十分。大分雪を掻き分けた所でヴィータは手を止めた。若干赤みを帯びて悴んだ右手をスコップから離すと、ボリボリと頭を掻く。

「ふぅー。こんなもんかな。ザフィーラ、そっちはどうだー?」

ザフィーラはスコップを動かす手を止めると、淡々とした様子でヴィータを見た。

「7割程度だな」

「7割って、もう玄関前はほとんど終わってんじゃねーか。これ以上どこやんだよ?」

「庭だ」

「庭ァ~!?」

目を丸くしてヴィータはスコップを地面に刺した。そのまま眉をしかめて少女は大男に詰め寄る。

「庭の雪まで全部外に運ぶってのか!?何時間かかるか分かんねーぞ?」

「そうではない。庭の花壇周りだけだ」

「へ」

ザフィーラは庭先にある小さな花壇を指差した。そこは春などには見事な花が幾つも植えられる場所であった。一家の主であるはやてや他の家族達にも人気のスペースであるのだが、現在は冬であるため特に何も植えられている様子は無い。それどころかすっかり雪に覆われてしまって、日の光すら届いていないようである。

※はやて…八神家の主にして小学生の少女。器が大きい。

「……この季節じゃ雪をどけても花は育たねーと思うけど」

「ああ、主も別に何も植えるつもりは無いだろう。これは私のわがままだ」

「どういうことだ?」

ザフィーラは肩に大きなスコップを担ぎ上げると、一人花壇に向かって歩き始めた。慌ててヴィータもスコップを拾うと、その後をついていく。

「確かに主は何も植えられないかもしれない、だが、あそこは他の季節には主や他の家族にとって大切な場所になるだろう。ならば、出来うる限りいつでも大切に管理しておきたい、ただそう願っただけだ」

花壇にたどり着くとザフィーラはヴィータに言った。

「ここは私だけで事足りるだろう。お前はもう家の中に戻っていて構わんぞ」

少し考えてからヴィータは首を振った。

「いいよ、ここまで来たら最後まで手伝うって」

「そうか?」

「あたしだけ先に帰ったらなんかサボったように思われるかもしれねーし」

「むう、そうはならんと思うが」

「うるせーな!わがまま聞いてやってんだからうだうだ言ってねーでさっさと終わらせるぞ!」

「ああ、そうだな」

少女の剣幕に抑えれたのかザフィーラは静かにスコップで雪を掘り返す作業を開始した。ヴィータはそれを見て自分もやれやれといった様子で雪を掘り始める。作業を続けながらヴィータはザフィーラに言った。

「…あたしは花壇とかあんまり使わねーし、花に愛着があるってわけでもねーけど」

「……」

「育った花を見て喜んでる皆を見るのはあたしだってその…悪い気はしねーんだ。だから手伝ってるだけなんだからな。ほんとは面倒でしょうがねーんだからな!」

労働しながらそんなことを言う少女に、ザフィーラは思わず口元に笑みを浮かべる。そして嬉しそうに言葉を返した。

「……ああ、分かっている。ありがとう、ヴィータ」

「ふんっ」

ヴィータは今日一番の張り切りで雪を掻き出していった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

というわけで、今回からまた一話完結ものです。
なのは世界の様々な時間を遡って書いていきますよ~!

トップイラストは描く時間が取れないのでしばらくこのままで(汗)

……ではでは、今日はこの辺で
 
 
 
 
 
 
 

 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!

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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 19:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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昨日の記事の意図

どうも、こんにちは☆私です。

昨日更新したなのは物語の『妖星編完結』の記事ですが、
どう見ても頭のおかしい冗談かおふざけにしか見えませんが、
『妖星編』は本当にあれで終わりにしたいと思います←え

話を自分で読み直す際にコメント等を見た結果、
もう誰も話しについてきてそうに無いなと判断した次第で、
このまま書き続けても誰も得をせず、私としても書き続けるのが恐らく苦痛になってしまうだろうと予想しました。

そもそも長編に入ったのは短編ばかり書いていて読んでくれている人が飽きるんじゃないかという思いがあったのですが、そもそも読者が消えてしまっては元も子もないので……orz

なので昨日の話で『妖星編』は終わらせました。

これからまた書いていくとしたらなのはさん達の元のお話とかで、私やヴィータちゃんが思い出したかのように出てくるときは当然また仲良しです。
夫婦喧嘩なんて無かったということで

あれです、あのお話は私がネタギレの中、苦肉の策に妄想で書き綴っていただけなので、フィクションですフィクション。


で、

それでも最近ちょっと忙しいのはノンフィクションなので、
例えば今日の夜とかも更新は出来ないと思います。
普通に帰りが遅いので。

ただ、長編は終わったのでまた気まぐれに短編でも書いていきますね。

ではでは~

| 雑記等 | 13:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なのは物語761『妖星編完結ヴィータマスターケフカ』


ヴィータマスターケフカ
~全てを終わらせる時…!~




愛嫁ヴィータと夫婦喧嘩の果て、昔所属していた組織『カオスの駒』に何故か再所属することになったケフカ。

そこでの様々な経験を経て彼は失ってしまった「やる気」を取り戻すことに成功し、ついでに仕事のバイト代もタップリ頂くことにも成功する。

やる気もお金も手に入れ、再び組織を抜けて嫁を共に暮らそうと目論むケフカ。
そんな彼の前に最強の組織の面々たちが立ちはだかる。


今、全てを終わらせる時…!


向かい合うヴィータマスターケフカとザ・皇帝。

ヴィータマスターケフカは愛笛で切りかかる。

       ゴ
       オ
       オ
       オ

「チクショオオオオ!くらえ皇帝!新必殺音速火炎斬!」

「さぁ来いケフカァァ!オレは実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」

ぶっ刺す!

ザン

「グアアアア!こ、このザ・ウボアと呼ばれる四天王の皇帝が…こんな道化に…」

刺した勢いを利用し、

ド   ド   ド   ド 
   
  

「バ…バカなアアアアアア!」




~別の部屋~

「グアアアア」
※別室から聞こえる皇帝の悲鳴。

残った四天王(3人)がその声に不気味な微笑を浮かべる。


「皇帝がやられたようだな…」

「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」

「道化ごときに負けるとはカオス勢の面汚しよ…」

ズサ

「くらええええ!」

「「「グアアアアアアア」」」

扉から現れたヴィータマスターケフカに皇帝ごと貫かれる3人。



四天王、壊滅。



「やった…ついに四天王を倒したぞ…。これでカオスのいる魔龍城の扉が開かれる!!」

  ハ
  ァ

  ハ
  ァ

『よく来たなヴィータマスターケフカ…。待っていたぞ…』

奥のドアが開く。


       ギ
      イ
     イ
     イ
     イ
      イ
       イ

「!!」

(こ…ここが魔龍城だったのか…!感じる…カオスの魔力を…)



扉の奥に鎮座しているカオス。相対するヴィータマスターケフカ。

「ケフカよ…戦う前に一つ言っておくことがある。お前は私を倒すのに『コスモスの力』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」

「な、何だって!?」

カオスは勝ち誇った表情で続けて語る。

         ゴ    ゴ
        ゴ
        ゴ
         ゴ

「そしてお前の嫁は暴れてきたので、最寄の町へ解放しておいた。あとは私を倒すだけだなクックック…」

余裕の表情で語るカオスにケフカは勇敢にも宣言した。

「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある。このオレに世界を救う使命があるような気がしていたが、別にそんなことはなかったぜ!」

「そうか」


ヴィータマスターケフカは愛笛を振り上げて切りかかり、カオスはそれを両手を掲げて迎え撃つ。ついに世紀の戦いが始まろうとしているのだ…!


「ウオオオいくぞオオオ!」

「さぁ来いケフカ!」



ケフカの勇気が夫婦を救うと信じて…!


ご愛読、ありがとうございました







妖星編、

| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 01:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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リクエストキャロ


※今回独り言多いです



珍しくリクエストを頂いたので描きましたキャロです。

ディスカバリーシアター仕様のキャロとのリクエストだったので、
普段よりきりっとした格好となっています。

後で思いましたが、これではまんま顔が原作っぽい感じなので、
私らしい感じって風では無いんですよね……(汗)

ふと思うと模写はたくさんやってきましたが自分らしい絵ってあんまり描けていないような気も……。

リクエスト貰う時は~のイラスト描いてくださいってくるわけですが、
そのキャラを頑張って再現した上で描くのがいいのか、
私らしく似せることを意識しないで描くのがいいのか、

なんとも悩ましい問題に迷い込んでしまいました。

原作に似せて可愛いのは原作が可愛いので当たり前といったら当たり前なんですよね。すると私は自分の画力で人を喜ばせているわけではなく、原作者さんの力を盗んで喜ばせているふりをしているだけなのではないか、なんて考えてしまったり…

後服が何かやっぱり苦手で、どこかフワフワと描いてるんですよね~

リクエストを受けて欠点ばかり見つかってしまいます、ふう。

良いことは思いもよらないイラストを描けることですかね。ただ、何か結構自分で落書きを描くよりも疲れはあります。

そんなわけで言いたいこともまとまらず記事を書いたわけですが、
まとまらないまま終わろうと思います←おい!

まぁ、一人言なんてこんなものでしょう。

実は次のリクエストも頂いたのでそちらもちょろちょろ描いていたり、
他にやることがあったりで忙しいので、

あんまり気合を入れてブログ出来る状況ではひとまずなかったり。。



ではでは~

| イラスト制作 | 23:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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