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2016年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年03月

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バレンタインヴィータ2016


※バレンタインの時の話です。


しんしんと降り注ぐ冷たい雪空の下、ヴィータはケフカをとある公園に呼び寄せた。寒さ対策にしっかりとした茶色のコートと赤いマフラーが彼女の身を包んでいるが、
そんな万全の状態であるというのに彼女の表情は明るいものではない。むしろ、若干不機嫌そうにすら見えるものであった。ケフカはヴィータのその表情に疑問を抱きつつも、明るく聞いた。

「どしたの?ヴィータちゃん」

「……あーこほんっ、今日はバレンタインだったよな」

その言葉にケフカの口元は途端に嬉しそうにつり上がった。

「ホッホッホ、いや~そうなんだよねぇ。も、もしかして?」

「今回は作ってきた」

「わっふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」

ガッツポーズを握りしめ興奮するケフカを尻目に、ヴィータはそそくさとポケットから何やら小さなものを取り出した。指先に摘まれたそれは綺麗な茶色に輝くハート型の、紛れも無く見るからにチョコレートであった。

「おおっ!それがヴィータちゃんの手作りチョコっ?」

「…………お、おう」

「うん?」

何故かヴィータは恥ずかしそうに下を俯いたまま残念そうに首を振った。

「ちょっと失敗しちゃってさ、こんなちっこいのしか出来なかったんだけど……」

「え?」

見てみると、なるほど確かにチョコレートは一口分程度の大きさしか無くかなり小型である。しかしケフカは全く気にしていない様子で微笑んだ。

「ヴィータちゃんから貰えるってだけで私にとっては大興奮の宝物だよ♪」

「あ、いや、おめーならそう言うって分かってたんだけどさ。それじゃあちょっと可哀想かもなって思って」

「えっと……?」

ヴィータはゆっくりと近づいていき、チョコをケフカの口元に差し出した。

「あ、あ~ん……ってな感じで」

「お、おお!」

ようやくケフカにも見えてくる彼女の意図。ヴィータはお詫びとしてケフカの口にチョコを直接食べさせようとしているのである。それはさながら新婚の夫婦かカップルがごく自然に行うようなアレを彼女はしようとしていたのだ。もちろん依存の無いケフカは口を開き、目で笑った。ヴィータもそれをきっかけにさっさとチョコを放り入れた。

「あ~ん……パクッ」

ケフカの口は直ちに動き、ポリポリと景気よくチョコを砕いていく。

「うんっ!!甘くて甘くて蕩ける位おいしいなぁ~♪」

「そ、そこまでじゃねーだろ!大体そんなちょこっとだけしか食ってねーのに味なんて分かんのかよ」

「うーん、いや絶対美味しいよ。絶対」

「そ、そうかい」

ホッとした表情のヴィータ。彼女はすぐさま照れたように顔を赤くしながら呟いた。

「だったらわざわざ直に食べさせること無かったな」

「いやいや、ヴィータちゃんに「あ~ん」して貰えたからチョコの甘み成分というかそういうものが何倍にも凝縮されて溢れんばかりの美味しさを……」

「そういうのはいーから!!」

「ホッホッホ♪」

降り止まない雪の下、いつまでも楽しそうに笑う二人なのであった。







……というわけで、

遅れてのバレンタイン記事でした~!

最近の近況とかも近いうちに書きたいと思いますが、
今日のところはこの辺で。

ではでは~
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| 過去書庫『ヴィータちゃん日記系』 | 20:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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月夜になのは物語767『そんな楽しみ方』



シャマルとシグナム(※二人とも女性)は暗くした部屋で小一時間程レンタルした映画を見ていた。視聴後、明かりを付け二人は顔を見合わせる。シャマルは疲れた顔で言った。

「はぁ~、怖かったぁー……」

「そうか?確かに良い雰囲気だったが」

けろりとした顔でそんなことを言うシグナムにシャマルは少し膨れたように語尾を強めた。

「え~すっごい怖かったじゃない!暗がりの中から一瞬で人が引きずられていっちゃうし!!」

「暗い所に隠れて隙を伺うのは狩る側からしたら当然だろう。あそこまで素早く移動するのは確かに中々厄介そうだが、目は悪いようだったしな」

「もう、シグナムったらそんな現実的なこと言って!映画を全く楽しめてなかったんじゃないの?」

「そんなことはないが」

「だって想像してみて?あんな怪物が現実にいたらとっっっても大変なことになるわ」

シャマルは熱を込めて言う。

「素早く近づいて来て、涎が上から落ちてきたら瞬きする間も無く襲われちゃうし!」

「上を見ていないのも不注意だと思うが。まして涎なんて分かりやすい目印があるのだから尚更不注意だったろう」

「口からは小さな口が出てきて人をかじっちゃうし!」

「あれはむしろ弱点になりえそうだったな。あそこを切り落とせばもしかすると捕食が出来なくなるんじゃないか?」

「すっごく硬そうな体に、血だって強酸性なのよ…!?」

「切り甲斐がありそうだったな。返り血を避けるのも緊張感がありそうだ」

「…か、数だって物凄い数いるし!」

「初めの一匹目で対処さえ完璧に覚えられれば、後はなんとかなるだろう。複数同時に相手にするのは骨が折れそうだが」

「……人の体に卵を寄生させて、それも襲ってくるし」

「卵はかわすか切り落とすか…他人の体に寄生されては難しそうだが、シャマルなら魔法で摘出出来る筈だ。体外にさえ出してしまえば無力かも可能だろう」

「………シグナム」

「なんだ?」

やはりけろりと返事をしたシグナムにシャマルは視線を落とす。

「もしかして、自分が本当に戦ってることを想像して話してる…?」

「?その通りだが、何かおかしかったか?」

「……ううん」

いかにも不思議そうな顔をしている彼女にシャマルは何も言わずに首だけ振り、ポツリと呟いた。

「ある意味、シグナムが一番映画を楽しんでたのかもね」

「?」

わけの分からないシグナムは、やはりその後も怪物と戦う自分を想像し、作戦をイメージトレーニングを積み重ねたりしてみるのであった。

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というわけで、なのは物語767話でした☆
今回は短いお話です。映画を見ての二人に反応の違いがあったようで。
恐ろしい敵でもシグナムさんなら出来ちゃうかもしれないって思えちゃいますw

明日がちょっと忙しいので今日は短くまとめました。

……ではでは、今日はこの辺で
 
 
 
 
 
 
 

 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!

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| 過去書庫『月夜になのは物語系』 | 00:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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