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月夜になのは物語686『若芽と共に』


・この物語はなのはシリーズの二次創作小説です。



第686
『若芽と共に
 

「ふんふんふんふーん♪」

二代目リインフォースは八神家の庭で楽しそうに笑っていた。
最近育て始めた花壇に水をあげているのである。
まだ目が出たばかりなので、花を開かせるのはまだ先になるだろうが、こういう日課も悪くない。
むしろ楽しいと彼女は感じていた。

と、そこへシグナムがやってくる。

「リイン、精が出るな」

「あれ、シグナムはアギトとお買い物じゃなかったですか?」

「それが、買い物は終えてきたがどうやら買い忘れがあったらしくてな。
どうせ後一個だからとアギトが走って買い直しに行ってしまった。私が行こうと言ったんだがな」

「ふふふ♪アギトはシグナムが大好きですから、そういう時はつい頑張ってしまうんですよ♪
大丈夫です。アギトなりに好きでやってることでしょうから」

「好きでやっていること、か。そういえば」

シグナムはたった今リインが水をあげていた花壇を指差す。たっぷり水を与えらたおかげか、
太陽で雫を煌かせる若芽は、どこか嬉しそうにも感じられた。

「アギトのやつは最近は全くこの花壇に近づかなくなったな。芽が出るまでは、
毎日楽しげに水をあげていたが」

「それは、アギトに前理由を聞きましたです」

「ん?そうなのか?」

リインはちょっと申し訳なさそうにシグナムを見てから、次に花壇の芽を眺める。

「うーん、本当は誰にも言わないつもりでしたけど、アギトも口止めしていなかったですし、
多分聞かれなかったから言わなかっただけなんだと思います」

「…………」

シグナムもリインと同様に若芽を見つめた。

「…アギトは自分の火が、万が一にでも花壇を燃やしてしまわないか心配しているんだそうです」

「自分の火で……なるほど、そういうことか」

「アギトは自分の『火』を操る魔法をコントロ-ル出来ていますが、時々口げんかになった時とか、
勢いで体から火を出してしまうことがあります。もちろんほんの数秒のことですし、
辺りに被害が出るような火ではありませんが、それでももし花壇に燃え移れば、
たちまち花は焼き尽くされてしまう」

「ほぼ無い確率だが、それだけ花壇を自分の手で燃やしてしまわないか心配しているという事、か」

「だから、アギトは花壇には来ません。きっと、花が咲いても、
来ないんじゃないかと思いますですぅ」

「…………」

ポン

「!」

シグナムがリインの頭に手を置いた。

「いや、アギトならきっと大丈夫だ」

「なんで、そう思うんですか?」

「恐らく今リインが言った事を私達に話さないのは、聞かれなかったからだけじゃない。
きっとすぐにでも、自分が抱える不安に一人で蹴りをつけて、
元通り花壇の世話をするためなのだと思う」

「不安に、蹴りをつけて……」

「アギトもここで私達の家族となってから随分と変わった。嫌なことも進んでやるようになったし、
そういう時にお礼を言うと、以前ならそっぽを向いたものだが、今は嬉しそうに笑う。
だから、ここで今話したお前の心配もきっと克服出来るさ」

「そうですね、ちょっとリインはアギトを甘く見ていたかもしれません。
リインは甘口が好きですが、アギトは辛口が好きですからね」

謎の返しにシグナムはリインの顔を見る。

「ん、それはなんの話だ?」

「カレーの話ですよ」

「ふむ、つまりアギトは甘くないのか」

「はい、だから心配なんて必要ありませんでした。それに、もしも克服出来なくとも、
その時は私たち家族が克服のお手伝いをしてあげたら良いんですよね♪」

「そうだな、無理やりというわけにも行かないが」



「ただいまー、買い忘れ買って来たよー!」



「あ、アギトが帰ってきたみたいです」

「では迎えにいくとしよう」

「あの、今の話は秘密ですからね。って、シグナムなら言うまでも無いと思うんですが」

「もちろん。若芽だけじゃなく、アギトの成長も楽しみだしな」

二人は微笑みながら花壇を後にした。丁度若芽から水滴がポトリと垂れる。
まるで次の水が来るのを楽しみにしているとでも言うような、
そんな元気な若芽であった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今日は小説更新だけで終わりそうです(汗)とりあえず間に合ってよかった。
今回の話はリインとシグナムさんのお話でした♪八神家は忙しいこともありますが、
オフの時は結構のどかなことを楽しんでいますねw
若芽がもう少し成長する頃、アギトもまた水をあげれるようになっているのではないでしょうか?
その時が待ち遠しいです☆

さて、

今日のところはこの辺でb

ではでは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヴィータちゃんは私の嫁~~~~~~永遠に愛してるよ~~~~~~~~~~~~~~~
って、痛たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!
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| 『月夜になのは物語』 | 23:51 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

No title

炎が使えるとこういう苦労もあるとは;
でも植物のためを考えて近づかないアギト、優しいんですね!

花が咲く頃のアギトの成長がとっても楽しみになりました^^

| - | 2013/10/23 02:23 | URL | ≫ EDIT















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